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高知巡礼30  綺麗なものにはトゲがあるのさ

 幽遊白書を読んだことがあれば、耳にしたことがあるであろうこのセリフ。

今回は、そんなスポットを紹介する。
場所は高知市からやや北西に進んだいの町にある。

その名も
にこ淵

可愛らしい名前(笑)
ただ、たどりつくまでには高知市から川沿いの山道をひた走ることになる。

そうして案内も頼りながらつくと

看板

坂を降りていく道に看板がある。
駐車場はいくつかあるが、訪れる人も多く場合によっては少し歩くことになる。

実は、今まで紹介しなかった理由の1つがそれで、今や高知を代表するほどの人気スポットなのだ。だから僕がわざわざ、、というのがある。その他の理由は後述する。


看板から下に道を降りていくのだが、これがなかなか急である。それでも、けっこう整備された形跡があり、旧道はもっときつそうであった。

道を半分ほど降りると、下に綺麗な景色が隙間からのぞく。

途中からの景色

近くの草木と比べても、より鮮やかな色である。

もう少し降りてみると

間近の景色

より青さが増している感じだ。
これが、仁淀ブルーと呼ばれるパワースポットなのだが、どうやら日光や時間によって色の見え方が違うらしく、午前中の方がより鮮やからしい。

少し上からの景色

写真をみると分かるが、下流に流れる水はもう透明になっている。たぶん苔とかも関係してるのかもなぁと思う。

この日は、大人の美術部みたいな方もいて、岩の上でスケッチを楽しんでいた。
それがまた上手にこの色を表現していて、絵が上手なのはいいなぁ、僕も絵を勉強しようかと思ったが、もともとかなり絵が苦手なので帰り道にはもう記憶からなくなっていた(笑)

紹介しなかったもうひとつの理由は正にそれで、綺麗な写真が撮れなかったというのがある。本来はもっと綺麗なのに、天気がわるかったり、写真のセンスがなかったりであんまり魅力的にうつらないなと。
こういう場所にくると、美術の成績の悪さと雨男が力を発揮するからやっかいだ。

なんか写真のプロっぽい人もいたので聞けばよかったかも。

写真のプロっぽい人


こんな綺麗な自然のパワースポットである〈にこ淵〉だが、言い伝えでは、水神の化身である大蛇が住む場所ということで大変神聖な場所であるらしい。だから、地元の人ほど行かないそうだ。
それがこんなに人気スポットになってしまってどんな心境なのだろうか。

綺麗だ綺麗だと騒いでいるが、裏にはそんなエピソードもあり、それが紹介しなかった最後の理由でもある。

ただ、神聖な場所には神聖な気持ちで向きあい、ある程度距離を保つことで、それがパワーになることもある。
トゲのあるバラも、遠くから見れば美しく、持っていこうと欲がでるとトゲにささる。

今、動画などで非常識を題材に炎上している節があるが、ここで泳いだりトイレにしたりなど絶対にあってほしくない。

高知の宝でもある自然を知って欲しい。
訪れて高知の良さを味わって欲しい。
そんな気持ちが少しでも伝われば本望である。

↑こういう写真が撮りたいな~

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