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インナーチャイルドカード#2

先週ひいてみて、いろんな気づきをメモしました。
そのキーワードを使いながらお話を書くというのがインナーチャイルドだそうです。
自分の中の本当の姿が出てくるそうで、他の方が同じカードを見ても全く違う発想なのです。
同じものを見てももお話も全然違います。
誰からも先入観をいれられなければ、私達は隣にいる人の気持ちも全く理解できていないのだと思います。
こどものようにただ、自分の考えたことだけを書き出すのは大人っぽくない非常識なことを思いついていてる自分もさらけ出すことになります。
そういう、さらけ出すことが怖かったり、批判が怖かったりしますが、自分に対しての話であってそれ以外の何者でもありません。
不愉快な表現がありましたら、申し訳ありません。
もっと良い言葉を選べるように勉強します。
お話の内容はつじつまがあわなかったり、良い終わり方ではないかもしれませんが、それが全て私と言う者なのでご理解をお願い致します。

****************


なんだか半分信じられないけれど、このおじさんが言うからとりあえずついてきた。
今までの町にいると良くないことばかり起きるから、あっちのしあわせが多い町に行こう!って言われたから。

このおじさん、なんだかお調子者みたいで楽しい時はそれでもいいけど、僕がちょっと悲しくなった時には
「暗い顔をするな、それだけで不幸が近寄ってくるぞ」
と言って棒で僕を軽く叩いた。
暗い顔かもしれないけど、生まれた時からこんな顔だよ。
無理して笑え、と言ってるのかな?
だって僕はあの町に大切にしていた犬を置いてきたんだよ。
考えたらさみしくなるよ。
母さんは一緒には行かないと言うから、犬を任せて出てきてしまったけど、一緒に来たウサギと羊はおじさんの笛が嫌いみたいだ。

幸せの町はもう見えている、とおじさんは言う。
僕は体は大きくなってきたけど、しあわせってよくわからない。 
みんなが幸せだと思うものがあっちの町にはあるのかな?
僕の幸せは何か良くわからないのに一緒に来てしまった。
幸せの町に向かってはきれいな花がたくさん咲いていて蝶になるのを待つ芋虫が葉っぱをもりもり食べている。
ねえねえ、あんまり食べるとお花も枯れてしまうから少しにしてあげてよ、と頼んでみたが自分が大きくなりたいからたらもっとたべるよ、と芋虫は言った。

僕はお腹が空いてきたのでおじさんに言った。
幸せの町ではごはんがお腹いっぱい好きなだけ食べられるそうだ。
でも頑張って仕事をたくさんしている人がたくさんお金をもらえてたくさんご飯が食べられるそうだ。
仕事をしないと食べれないんだね。
お母さんを町に残してきたからちょっとしたお菓子も何もないや。
うさぎや羊のごはんはもらえないのかな?

おじさんは休憩は終わりと言って歩き始めた。
おじさんの前を歩いたり飛んだりしている妖精達、なんだか色がくすんでいる。
「おじさん、妖精のごはんは?」
「途中や街中で咲いているお花だよ、たまに人間の物も食べるさ。だからちょっと色がくすんでるのかもな」
「おじさんごはんは?向こうの町におうちはあるの?」
「向こうの町で仕事しただけ金をくれるから、それまではごはんは食べられないなあ。お前達も仕事してからでないとお金はもらえないからな。着いたらすぐ仕事を探せよ!」
最初優しかったおじさんの声はだんだん怖くなった。

一緒に来てたウサギが走って引き返して行った。
捕まえようと思ったけど、ウサギの足は早かった。
羊も引き返し始めた。
一緒に幸せの町に行こうって喜んだのに。
僕も帰りたくなった。
母さんが心配だった。

どうして急に不安になったんだろう。
どうして今の暮らしていた町が不幸ばかり来ると言われてそれを信じたんだろう。
僕も帰ろうかな、帰ってもう一度考えて出て来ればいいじゃん。
僕も引き返そうとしたら、おじさんの笛がとても怖い音を出した。

「お前はダメだ、お前を連れて行かないと俺は仕事したことにならないから困るんだよ。メシも食えねえ、酒も飲めねえ。ごちゃごちゃ言わずについてこい!」
これが幸せの町の人なの?
幸せって何なの?


最後まで読んでいただきありがとうございました🙇‍♀️😊💕

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