見出し画像

Tokyo Rainbow Pride 2023

大盛況でした。

今回は3daysではなく、週末2日間の開催でしたが、やはりパレードもある日曜日は大変な混雑でした。
人気のブースでは午前中にはグッズの配布が終わってしまい、やはりきっちり楽しむなら初日に来場すると良いんだなというのは毎年変わらない感想です。

まずちょっと懸念点。

  1. 土曜日はブース回るのに一杯一杯で、3時間ノートイレだったのであまり状況的にどうだったのかの比較ができないのですが、日曜日は12時ごろの時点でトイレの列かなり長くなっていました。仮設トイレにも並んでいてトイレ待ちで体調崩したりする方がいないか心配になりました。(走って他のトイレに必死になっている方も何人も見かけたので)2日目の来場者数は確かに読めなかったところはあると思うのですが、たまたま天気にも恵まれたためこのような結果になったのかなと。仮設トイレのスポンサーさんどこかにいないでしょうかねえ。難しい。(エコトイレとか)

  2. 盗撮、プレス登録していないのに配信している人がいる。まあ、昨今の流れとしていわゆるインフルエンサーが多いのは時代の流れでしょうし僕自身も顔を隠しつつ一押しの写真を載せたりTwitter、Instagramにはまあまあ上げているので気にしすぎといえばそうなのですが。TRP側は個人的な記録の範囲を超える場合にはプレス登録して欲しいという風に明確なルールを設けているにもかかわらず、そう言ったルールを守らない行為が横行していることはイベントの趣旨からしても、何だか哀しい話だなぁと。

  3. 野良団体、無登録団体によるチラシの配布や勧誘行為、販売行為が過激になっていること。まあ、こちらも元々前から恐らく運営サイドもある程度認識はしているのかと思っていましたが、今回はかなりひどい。強引にチラシを渡したり、手当たり次第に名刺交換しながら勧誘や営業行為をしたりしている姿をかなりの数目撃しました。僕も運営に携わっているわけではないので、ブースをどういう金額で出展しているのかは不明ですが、安全にイベントを運営するためには相当の費用がかかっており、それを分担しているにも関わらずそれを無下にする行為は決して許されることのない行為だと思います。

  4. パレードの運営について。僕は今回後半のフロートのリストバンドをゲットしていたのですが、13時30分集合で実際に動き出したのは14時30分〜15時00分だったと思います。1時間以上立って待つのはこの暑さでは結構厳しかったです。(チェリオ様の水が助かりました。)両足パンパンです。。来年パレード参加するのであれば、前方のフロートにしようと思います。。(パレード自体はとても素敵ですし楽しかったので)

良かったところ

  1. 企業ブースの数がコロナの前以上に回復している?昔の資料がないので何ともいえないのですが、昨年は3日間実施していましたがまだコロナの状況が流動的だったのもあり、イベント参加を控えていた企業や団体も多かった印象でした。ずっと出展されている企業様のみならずかなり新しい企業様の取り組みを知れたことは大変勉強にもなりましたし、サービスを選択するときに参考にできる情報をゲットできてかつノベライズもいただけましたので大満足です。

  2. ボランティアスタッフがたくさんいたこと。去年までは、ものすごくスタッフさんたちが忙しすぎるイメージが合ったのですが今年はどこを歩いていてもスタッフさんがいるという安心感はありました。毎年参加しようと思って、エントリー期間逃しちゃうんですよね笑 本当にありがとうございます。

  3. 様々な人との出会いや、オンラインではないリアルな場というコミュニケーションの場所となっていること。特にTwitter見ていて思いましたが、本当にみんな色んな人と会ってお酒を楽しんだりグルメを楽しんだり、僕みたいに1人ぶらぶらとブースを巡る人、楽しみ方にも答えがないからこそ本当にいい場だなと思います。

  4. ブースの配置の工夫や、通行の妨げになっている箇所への的確なフォロー。昨年までは混雑しがちなブースは割と固まっていた(恐らくブース料金や目立つところに人気企業が殺到してるから?)のですが、今回は割と混雑しているブースは距離が離れていてそれぞれのゾーンで複数の滞留は起こっていない印象でした。また、通行の妨げになっている場合、前述の通り沢山いらっしゃるボランティアの方も積極的に声かけして通路を確保していただいていたので人は多いなぁと思いつつも割と統制は取れていた印象でした。

別軸で。

毎回TRPになると議論となる、商業化や見世物じゃない、ステレオタイプ化するな、飲酒のマナーの話。

まず、大前提としてあなたは唯一無二の存在であってあなたと全く同じ考えをしている人はこの世にだーれもいないのよっていう話
それはもちろんポジティブな意味でもネガティブな意味でも。
一定の共感や理解については人が生きている社会という場ではどうしても必要で、しかも求められる不合理的なものかもしれません。

まず商業化の話。

基本的に日本は資本主義社会です。国が一定のルールや制度は作りますが、実際にモノを売ったり買ったりするのは民間の役割です基本的には。
まずその前提を踏まえると、僕自身はLGBTQ業界へお金が流れてきたことってものすごくいいことなのではと思っています。
例えば、生命保険一つ選ぶにしても昔は選択肢がないどころか受取人の指定はできないところが殆どでした。
それが徐々に、広がっていったのは歯に着せぬ表現をしてしまえばお金になると認知されてきたからです。その結果として、商業化していくこと自体は自然の流れなのではないでしょうか。

見世物じゃない・ステレオタイプ化するなっていう話。

もうこれについてはあんまり論じると燃料投下になりかねないのでふんわりとまとめさせていただきますが、見世物やステレオタイプだと思ってるのはどっちやねん。っていう話。
よくある議論ですよね。差別されていると主張する側が気がついたら差別する側になっていたという。
自分たちが一定の地位を確保したら、勝手にマジョリティ化したと思い込んでしまい、結果として自分の考えの枠にはまらない存在は異物だと批判の対象としてしまう。
これって、人間だからなのかそれとも生物全部の固有の考え方なのかはちょっと不勉強で申し訳ないのですが・・・。
前職でD&Iの取り組みの一環でワークショップをしたとき、やはり一番の議論軸として「知らないから怖い・分からない・誤ったことをしてしまう」という話がものすごく盛り上がったと同時に、自分が社内でできることの一つに発信することだなと思ったんです。
僕の場合、元々ゲイだったというよりかはゲイという存在を否定して生きていた(というか、オネエと混同していた可愛い時期もあったんですよこう見えて)ので、よくわかります。
みんな普通で、みんな違うんです。誰一人としてこういう人っていうのは恐らくないです。

飲酒のマナー

まあ、これは・・・ねw
一応、運営側の迷惑にならない程度にしときましょーよーとは思いますw
飲み足りないならそのあと2丁目すぐなんで、2丁目へGO!!ですよw

最後に

TRPを含め、先人の努力や活動の積み上げによって現在のLGBTQを取り巻く現状があるのだと思います。
まずはそれに対して敬意を表したいと思います。
僕自身、最初ゲイであることを認められないでちょっと勿体ないことをしたなあと思っています。

また、ボランティアの方にも本当に感謝を申し上げたいと思います。

たまたまいいねをしていただいた方に、大変な体験をされた方がいたのは心苦しいなと思いました。
まあ、日ごろのうっ憤を晴らしにくる場ではないと思うんですけどね・・・。
本当にありがとうございました。感謝申し上げます。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?