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古物市場の有効活用

古物市場でなんとなく仕入れをしている人と有効的に活用している人には開きがあります。
どのビジネスにも当てはまる事ですがメリットを活かさなければ満足いく結果は得られず最悪搾取されるだけの結末を迎えかねません。
僕自身、古物商が流行したタイミングでこの業界に飛び込み今も息をしている訳ですが同時期に始めたライバルたちも1割と残っていないように思います。

古物市場は大量に仕入れる事ができる

特に頻繫に利用している人は忘れてしまいがちですが古物市場は商材を一度に大量に仕入れができる事が最大のメリットです。僕はこれを常に念頭に置いて古物市場仕入れをしています。

物販で利益を出す原理は仕入→販売→現金化です。相応の利益高を上げる為には転売する為の仕入れ量が必須です。その為の大量仕入れを一度に行うことができるのが大きなメリットです。

古物商許可証=古物市場?

古物商許可証を取得=古物市場でやっていくという流れが主流になりつつありますが古物商許可証で出来る事は古物市場への参加だけではありません。

・古物市場への参加
・買取
・店舗せどりや電脳せどり

つまり少量の仕入れを狙うだけであれば店舗せどりでも構いませんし買取でも良いという事になります。

毎回古物市場へ参加し少量の物量しか仕入れられない、少し変えれば満足してしまう人などは古物商=古物市場一択という先入観がべったり張り付いているように思います。

古物市場にはメリットもデメリットもありメリットを活かせなければデメリットが浮き彫りとなり金銭的損害を出しかねません。
金銭的損をする時がどんな時か。それはお金が出ていくタイミング全てです。何点仕入れをしようと基本的に参加費や交通費も変わりません。
月間ベースでコストをざっくり計算します。

1回あたり
参加費2,000円
移動費2,000円
計4,000円

1ヶ月あたり
4,000円×4(週1回参加)=16,000円

これらも含めず少量で少し利益が出た!など声を大にしている人がいますが算数を覚えてください。ネット物販の基礎は売上-手数料ー原価-経費=荒利益高です。

古物市場では仕入れた商品に手数料が乗っかるのでそれを込みで一例を計算します。

仕入れ額:10,000円
利益見込み:20,000円

買い手数料10%:1,000円
参加費:2,000円
交通費:2,000円

20,000円(利益高見込)-10,000円(仕入れ原価)-1,000円(買い手数料)-2,000円(参加費)-2,000円(移動費)=5,000円 
※場所によっては駐車場代や消費税がかかったりする市場もあります

少量の仕入れでやっていけそうですか。1万円で仕入れた商品が倍になった!だけではただの自己満足です。利用するのであれば満車・往復してでも!くらいの貪欲な姿勢でやっていきましょう。稼いでいる人は直感的にでも交通費や参加費、強いては原価の潰し方が本当に上手いです。

古物市場は拘束時間が長い

デメリットの一つとして懸念されるのは拘束時間の長さです。
物販の流れについては上述で述べていますが深堀すると基本的にこれらの業務は全て自分で行う必要があることです。
マルチタスクを行う上で効率化は重要ですが物理的に必要な時間数というものが存在します。
古物市場の競り時間は搬入量開催毎で変動しますが半日は見込んでおいた方が良いでしょう。
移動時間なども含めると結局は丸一日消費し、必要な僅かな商材だけを獲得しただただ流れる商品を見るだけではコストパフォーマンスが悪いです。
理想の流れは目的を達したらとっとと帰宅し別の作業に取り掛かることがベストのはずです。
拘束時間に見合う仕入れを目指しましょう。

なにもなかったという言葉は自分で使うよりもっと後にあるはずです。

目的意識を持つ事

車の有無や積載量、保管スペース、専業か副業か、今はいくら稼ぎたいのかなど立場や生活環境によって条件は変わってきますが先々を見据えて目的意識を持って取り組んでいるかいないかで結果は自ずと開いていきます。
事業として今後やっていく為には経営の事を考えていく必要があります。

おわりに

今回は大量仕入れにスポットを当てましたが利益が出る事が前提です。
いい加減な仕入れを連発するだけは仕入れ損どころか事業ゴミで処分するしかないというような大損害を招いてしまいます。

古物市場の有効活用法としてハタをすることが挙げられますがそれはまた次回。

#古物市場 #せどり #物販 #独立 #フリーランス #個人事業主 #副業

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