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埼玉県道30号 飯能寄居線

起点〜越生駅交差点 2019/11/17
越生駅交差点~終点 2019/12/08
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飯能市

旧・高麗郡精明村

起点である飯能市双柳の国道299号との交差点から北上する。この区間は下加治バイパスとして整備されたもので、以前の起点は飯能市中山の中山陸橋(西)交差点である。バイパス故か周辺地形との断絶が激しく、民家も少ない。以前は田園地帯だった場所で、現在は専門学校が建っている。
飯能靖和病院の東を抜けた先の下加治高架橋では、JR八高線を跨ぐ。東飯能〜高麗川駅の間の区間で以後この県道は小川町駅付近まで八高線に平行するようなルートを通るため、この県道と合流する八高線の駅の停車場線は3本もある。
飯能日高消防署交差点で旧道と合流。
メッツァはショッピングモールとムーミンのテーマパークが融合したレジャー施設で、宮沢湖畔に位置している。テーマパークは2018年オープンで、ムーミンのテーマパーク初の海外進出として大きな話題を呼んだ。
宮沢の集落を一望できる。写真奥に写るのが宮沢湖のアースダムで、宮沢湖の水は小畔川の水となって入間川、荒川へと流れている。

日高市

旧・高麗川村

日高市へ入る。この県道では市の中部を南北に抜ける。川越日高線(15号)と共に中止部に国道の無い日高市の道路交通の軸になっている。
高麗川バイパスと分岐する。右に逸れるのが日高の中心地に近いところに行く現道だが、多くの車はそのまま直進してバイパスの方へ進んでいる(なお、現道は2020年に指定解除されている)。
小畔川が斜めに抜けていく小畔川橋。橋に比べ川の規模は小さめ。
上鹿山交差点では日高狭山線(r262)と交差する。
高麗川神社の看板。
川越日高線(r15)と日高陸橋交差点で立体交差。r15は陸橋の先でこの県道の高麗川バイパスと交差している。
高麗川停車場線(r182)と交差する高麗川駅交差点。r182は現在では高麗川バイパスまで延長されている。
四本木交差点では県内ではあまり見られない縦書きの交差点名表記が見られる。
日高の市街地を進む。閑静な住宅地という印象。バイパスができる前に通ったらまた違った印象を抱いたのだろうか。
日高川島線(r74)起点、南平沢交差点。バイパス建設のきっかけの一つにもなった渋滞スポットだとか。
高麗川橋で高麗川を渡る。すぐ近くには八高線の線路が見える。河原の風景と絶妙なバランスで調和していて美しい。
栄橋で渡る宿谷川は、この後まもなく高麗川に合流する。
山根交差点で高麗川バイパスと合流。高麗川バイパスが山根交差点に到達したのは2018年の12月のこと。

入間郡毛呂山町

旧・入間郡滝野入村

毛呂山町へ入る。
埼玉医科大学国際医療センター。丘の上に造られている。
埼玉医科大学国際医療センターの北西にある交差点を左に曲がる。直進するとこの県道の越生・毛呂山バイパス(通称)に入る。
青看ではバイパスのみを30号として表記しているが、曲がるとすぐのところにヘキサがあるため県道として認識できる。
好きな景色。

旧・毛呂村

町の俳人川村硯布の句碑。
鎌北湖入口交差点から毛呂停車場鎌北湖線(r186)と重複。r186は毛呂駅と鎌北湖を結ぶ停車場線で、鎌北湖ではヘラブナ釣りが楽しめるらしい。
毛呂山の中心地へ入っていく。山間の町だが埼玉医科大の存在もありなかなか発展している。
医大前交差点。左に曲がると埼玉医科大学、右に行くとr186で、毛呂駅にぶつかる。
毛呂本郷交差点は川越坂戸毛呂山線(r39)の終点。r39はかの有名な川越の蔵造りの街並みを起点とする県道だが、こちら側には案内板すらない(反対側には存在するが)。
榎堂を紹介する看板。

越生町

旧・越生町

毛呂川を登戸橋(のぼっとばし)で渡り、入間郡越生町へ。越生町でもこの県道は交通の軸として機能している。
川越越生線(r114)終点、上野交差点。
「越生町再発見100ポイント」という碑があちこちに見られるが、100箇所も探すのは骨が折れそう。
越生町、歴史遺産の紹介がかなり丁寧。平沼枢密院副議長(のち首相)の講演の写真まで掲示されている。
越生警察署の跡にも丁寧な説明。
越生駅交差点で右に曲がると越生停車場線(r187)で、その先に越生駅がある。1日目はここで切り上げ東武越生線で帰宅。本当はもう少し歩きたかったが、ときがわ町にはこの県道から歩けるような駅がないので仕方がない。
ここから2019/12/08撮影。越生町役場。
黒岩交差点は東松山越生線(r41)の終点だがそれらしい案内は無し。因みに県道41号は鳩山町の最上級道路である。
越生長沢線(r61)の起点、三滝入口交差点。分断区間があるため越生と長沢(飯能市)を結ぶ役割は果たしておらず、黒山三滝や越生梅林などの観光地へ向かう道路としての役割が主である。
「高橋」というシンプルを極めたような橋で越辺川を渡る。歩道の水色がおぼろげに反射して美しい。12月ではあるが木々の色も秋のそれで、歩くのにはぴったりな頃合い。
越生毛呂山バイパスと合流。バイパス側は朝方からそこそこの交通量。
白根橋で渡る渋澤川。小さく短い川だがちゃんと名前がある。

比企郡ときがわ町

旧・比企郡明覚村

比企郡ときがわ町へ。ここから東松山県土整備事務所の管轄。この県道では旧都幾川村の市街地を通った後、旧玉川村のはずれに入り小川町へと抜ける。町唯一の駅である明覚駅はこの県道より東にあるため通らず、八高線がこの県道から見える位置に来るのも北部に行ってからになる。
町指定記念物の大銀杏。ちょうど見頃のようで、日に照らされながら地面と空を黄に彩っていた。
農産物直売所。地元の人で賑わう。
奥にあるレンガ風の建物がときがわ町役場第二庁舎、かつての都幾川村役場。現在の役場は玉川村にある。
大野東松山線(r172)との交差点である田中交差点。
本田橋と都幾川。案内板が完全に重なっているがこれでいいのだろうか……。

旧・玉川村

堂山の麓を抜ける。けっこうな勾配で、まさに山道と言った様子。この辺りにかつて都幾川村本郷と玉川村五明の境があった。
ときがわ坂戸線(r171)起点の五明交差点。川の流れに沿うためにここを左折する。
五明交差点から並走していた雀川を雀川橋で渡る。ここの西側にある雀川砂防ダムから都幾川と合流する短い河川。今更ながらやはりこの辺りの水は清いものである。
明覚駅を北上する八高線の線路と合流、しばらくの間すぐ隣を並走する。当分の目的地は同じ、小川町の中心市街である。

小川町

旧・大河村

比企郡小川町へ入る。この県道は途中で国道254号と重複してしまうため、小川町内の単独区間自体は長くない。しかしながら町内にある3つの駅の近くを通るため、人口密集地をじっくり巡ることができる。
川沿いに中心部まで一直線。道は高いところに作られているため町外れの集落を見渡すことができる。
青山陸橋(西)交差点で熊谷小川秩父線(r11)の新道とぶつかる。約1年ぶりの来訪。左に曲がった先が開発されればこの交差点も賑わうことだろう。

旧・小川町

高麗川の支流、槻川を渡る馬橋。槻川は嵐山町の南部で都幾川と合流する。その付近は京都の嵐山に因み、「武蔵嵐山」という景勝地になっている。
本町二丁目交差点で国道254号と重複。以後寄居の半ばまで重複する。r11の現道も重複している。
小川駅入口では小川町停車場線(r189)がぶつかる。この日はどうやら小川和紙マラソンの開催日だったらしく、交通規制が敷かれていた。全くの偶然だがしばらくの間マラソンを見物しながら歩くことになった。
相生町交差点で国道254号と共に重複していたr11と分離して右へ曲がる。
小川町駅(西)交差点で今度は左に曲がり、進行方向を北西、つまり2つの駅を抱える旧竹沢村方面へと変える。
春日公園横の信号、駅前でも無いのに妙におしゃれ。なぜ?

旧・竹沢村

赤浜小川線(r274)の終点である飯田交差点。マラソンがとても賑わっているなか黙々と通りを横切る謎の人間、という変な状況になってしまった。
飯田交差点の少し先にr274が東武東上線とこの道を越えるための陸橋がある。
シートに包まれた歩道橋の下を潜る。けっこうレアな体験かも。
飢饉警告之碑。
JR八高線の、折原駅と小川町駅の間にある竹沢駅。竹沢駅は停車場線の必要ないくらい間近にある。
八高線の陸橋の下を潜り長かった八高線との並走もおわり。この辺りは八高線と東武東上線の二本が南北に貫いており、この道は東上線の方を目指して東方面へ向かっている。

大里郡寄居町

旧・男衾郡男衾村

しばらく森を進み、目的地である大里郡寄居町へ。この県道は寄居の中心地へと向かう。
奥にあるのは本田技研工場埼玉製作所寄居完全自動車工場。この工場はかなりの大きさで外部からは雰囲気の判断や全体の把握も難しい。
国道254号の小川バイパスと合流。やや交通量が増える。HONDAの工場はこの国道と東武東上線からなる円形の中に存在している。
男衾郡の案内板。草の生え方からして完全に向きを間違えているような気もするが……。「衾」の読み方はこれで覚えた。
巨大な工場の周りを北に進む。
東武東上線の線路が見える。この県道はこれ以降概ね東上線に近いルートを進む。
男衾駅近くに到着。因みに男衾駅の停車場県道は反対の東口にある東伴場地男衾停車場線(r252)でr274に接続している。数えた訳ではないが埼玉にそれ自体の番号より数の大きい県道に接続する停車場県道はそう多くないはず。
塩沢交差点は熊谷寄居線(r81)の終点。熊谷寄居線は国道140号と荒川対岸で並走するような道である。

旧・鉢形村

露梨子(つゆなし)交差点(読みにくいけど可愛らしい地名、好き)で右折、小川町中部以来の単独区間に入る。国道254号が線路と河川を越えるために陸橋を使うため、こちらの高度は下がる。
坂を下り、先程まで重複していた国道254号の下を潜る。
鉢形駅入口で右に曲がると鉢形停車場線(r253)。と言っても信号すらない味気ない場所である。
鉢形城跡東交差点で坂本寄居線(r294)と合流。294号は東秩父村に行くことのできる数少ない(計3本)県道の一つである。
荒川に入る前に搦手橋で深沢川を渡る。水はやや低いところにあり、木陰の下で水が揺らめき光るさまがどこか幻想的。
鉢形城公園。

旧・榛沢郡寄居町

正喜橋で荒川を渡る。やはり荒川は美しいものである。秩父や長瀞から見れば下流の方にあたるが、岩々がスケールの大きく迫力のある壮観を作り出している。
寄居町の市街地へ。
丁字路で左に曲がる。右に曲がると菅谷寄居線(r296)で、寄居駅は向こうにある。
カーブして北西にある国道140号に向け一直線。
しばらく別れていたJR八高線がこの道路の下を抜けていく。折原駅から寄居駅の間の区間にあたる。
終点、国道140号の末野陸橋交差点に到着。高さの関係で歩行者は交差点の全体図を上手く撮影できず。

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