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婆ちゃんへの相談者① ~社長さん~

知り合いの社長さんが来て、自分の会社が調子悪いからどうしたらええかと相談に来たんや。

婆ちゃんは商売の話をされてもようわからん。
特にその会社は色んな薬(おそらく化学材料)を使って物を作ってるらしいから、余計わからんのに婆ちゃんに相談しにくるんや。
面白いやろ?

それで婆ちゃんの神さんに聞いてみたら、
「海外にある工場の油が多すぎる。」
って言うんや。
社長さんがビックリした顔してね。
「どれくらい減らせばいいんですかね?」
って言うと神さんが
一緒に来てた事務員の女の人が婆ちゃんの神さんと相性がええから
その人に現地に行かせて、その人が言う量にすれば大丈夫と言うんや。

そしたら社長さんが
「この人は事務員であって現場の事は全くわからないんです。現地も行ったこともなけりゃ薬品や、量に至っては全くわからないけど大丈夫ですか?」
って聞いてきて。
そしたら神さんは
神さんが彼女について行って彼女に神さんの言葉を言うてもらうから大丈夫
って言うんや。

婆ちゃんの神さんは大変や。
海外まで行ったんやで。
婆ちゃんは海外行ったことないのに神さんは行ったんやで。
面白いやろ?

それでその会社はどうなったかって?
社長さんは婆ちゃんの神さんが言った通りにして
事務員が現地に行って量を言うて、その通りに油を減らしたらしいわ。
それで今は調子ええなったって言うて手紙と立派な菓子折りを送ってくれたわ。
得やな~。

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