テート美術館展 光 ―ターナー、印象派から現代へ:2 /国立新美術館
(承前)
本展の心にくいところは、近年、日本での回顧展が好評・盛況を博した複数の作家を、リストに入れてきている点。
ヴィルヘルム・ハマスホイ(直近の回顧展は東京都美術館・2020年)、ゲルハルト・リヒター(東京国立近代美術館など・2022年)、オラファー・エリアソン(東京都現代美術館・2020年)は、いずれも日本の美術館にはあまり収蔵されてこなかった作家。最近、新規に収蔵する館も出てきたとはいえ、まだまだ国内ではお目にかかる機会が多くない。
これらの作家を目指して、本