好き嫌いをしない子どもにするために、生後4ヶ月からできること

子どもの好き嫌いは親の頭を悩ます大きな種のひとつだとはよく聞く話。

少しでも減らせたらいいなと思いつつ、産まれてまもない子を持つ母の私になにができるのかは検討もつかないでいました。

そんなときに出会った本がこちら。


これによると、通常ならまだ母乳かミルクのみを与える生後4ヶ月という時期から、早くも好き嫌いをなくすためのさまざまな対策ができるそうなんです。



食習慣は「生まれ」ではなく「育ち」である

遺伝や生まれつきの個性だと思われがちな好き嫌いですが、本書では繰り返し「食習慣は学習の結果である」と述べらています。

今回、わたしが調べたかった疑問のひとつが、味覚の好みはどの程度生まれつきのものなのか、ということだった。(中略)
おそらく、食べ物の好き嫌いは生来のものと主張するグループと、獲得形質だとするグループに分かれるだろう。つまり、生まれか育ちかという問題だ。
しかし調べていくうちに、その点は論争の種ではないと知って、わたしは驚いた。それどころか、ほぼ全会一致──心理学者から神経科学者、人類学者、生物学者に至るまで──の共通認識は、特定の食物に対する欲求は学習による、というものだった。
(これ以降、引用中の太字はすべて小保下がつけたものです)

意外でした。好き嫌いって生まれ持った天命ではなく、学習でどうにかなるものなんですね。

ただ、こうも言っています。

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