不妊症かも?と疑った時点でやっておけばよかったと思うこと
タイミング法から体外受精に移行し、本日ようやく、受精卵が発育して胚になったものを移植する運びとなりました。
体外受精で出産できる確率は3割ていどらしいので、まだまだどうなるかわからない段階ではあります。
ただ、これまでのように「いつできるのか」「どうしたらできるのか」と悶々としていた日々を考えると、小さな光のようなものが見えてきてはいるのかなぁと、そんな気がしています。
ところで私たち夫婦、もしかして不妊症かな?と思いはじめたのが、ちょうど今から1年前のことでした。
その時点での年齢は、私が33、旦那は50。それほど時間がないことはわかっていながら、悠長にしていたんですよね。
不妊症を疑いつつも、私たちに限ってそんねなわけない!とどこかで言い聞かせていたのです。
ところがふたを開けてみると、典型的な原因不明の不妊症でした。もしかして?と思ってから、実に8ヶ月ほどあとにわかったことです。
ああ、なんともったいない時間を過ごしたことでしょう!今になって、そう思います。
もっと初期の段階で、ああしておけば良かった、こうしておけば良かったと、後悔することがいくつかあるのです。
年を考えると長すぎた5ヶ月間
本格的に子作りをしようと思いたった昨年の春。勘をたよりにタイミングをはかるも、失敗を繰り返し、5ヶ月ほど経ちました。
いま振り返ってみると、我流で頑張るには長すぎたと思います。年齢が年齢ですから。
言い訳にすぎませんが、仕事が忙しかったり、旅行を控えていたりしたんですよね。
赤ちゃんだらけの病院に通うのはつらい
5ヶ月後。なかなかできない、おかしいね?とふたりで首をかしげ、足を運んだのはお産を主とする産婦人科。産むならここで、と前々から決めていたクリニックでした。
不妊の原因をさぐるための検査をしつつ、排卵日を正確に予測するタイミング法にチャレンジしました。
正直、通院はとても辛かったです。痛いことなんてなにもしないし、仕事を休む必要もないのに、です。
なぜって、お産の病院なので、周りが赤ちゃんだらけなんです。はじめこそ、私も一年後はこんな可愛い赤ちゃんを抱いているのかなぁ?なんてワクワクしていましたが、すぐに地獄のような光景に変わってしまいました。
来るところを間違えましたね。
検査はなんら問題がなかったものの、タイミング法は3回やってもダメ。これはほんとにまずいね?ということになり、体外受精を専門とする不妊治療クリニックへ通うことを決めました。
再び検査→再検査→治療→やっと不妊治療へ!
迷いや悩みはありましたが、心の準備はできていました。
そしていざ、初診の予約を取ったところ、なんと初日は半日かけて、妊娠に適した体かどうかの検査に当てられたのです。
これは、タイミング法でお世話になった病院の検査とは違い、妊娠したあときちんと発育ができるかどうかを調べることが主な目的です(他院での検査結果があれば省かれることも)。
そんなこと調べもしないで、タイミング法なんかしてて良かったの?!と驚きました。
実際私は、子宮内に小さなポリープが見つかったのと、甲状腺の数値が悪いことが判明しました。調べずに妊娠して、流産なんてことになったら、いたたまれないところでした。
幸い、ポリープの除去は必要なく、甲状腺も薬を飲むていどで済みました。
ただ、体が万全の状態になるまで体外受精をスタートすることができなかかったため、初診から採卵の周期に入るまでに3ヶ月もの期間を要してしまいました。
タイミングをとってはいけない月もあり、まだかまだかと悶々とする日を過ごすのは、とてもつらかったです。
不妊症かも?と疑った時点で検査を
そんなこんなで、不妊症かも?と疑ってから今日まで、約1年という年月を要してしまいました。
こんなことなら、不妊を疑った時点で、不妊治療専門のクリニックに行っておけば良かったです。
本当に自分が不妊症なのか、だとしたらなにが原因なのかということ。それだけでなく、かりに妊娠した場合に発育の障害となるような、病気や感染症はないかなど。
検査してからでも、タイミング法か、人工授精か、体外受精にするかは決められるのです。
時間には限りがあります。もしも今、不妊症かもしれないけど病院に行くことをためらっていたり、後回しにしてしまっているのであれば、検査ぐらいはしておいたほうがいいと断言できます。
仮に今後、産まない、作らないという決断をしたとしても、それはそれでいいと思うんですよね。
検査だけでもしておけば、思わぬ病気の発見につながるかもしれないですし。若くたって、病気にならないとは限らないのですから。
とにもかくにも、不妊症かな?と思ったら、早い段階での検査がおすすめです。
というわけで私は再来週、ドキドキの妊娠判定に行ってきま〜す。
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