見出し画像

ママのお仕事

ニュースの速報翻訳という仕事が
機械翻訳に奪われてしまってから早10ヶ月…。

それまで安定的に収入があったところから
急にフリーランスの不安定な収入へ…。


大学研究室時代のツテで仕事を細々と受け
資料作成や翻訳などでちょっとずつ収入はあっても
まぁほとんど何もしていないも同然な日常の過ごし方。

一気に平日の時間帯が暇になり、
家の中で製作活動という名の趣味の時間に没頭する毎日。

それも一通りやってしまうと
なんだか急にさみしくなって、
私もちゃんと働きたいなぁ、お仕事したいなぁ‥と。



子どもたちの競技活動が生活の中心となっている今、
週末は働けないのはもちろん、
木曜日の夜出発というスケジュールが多いので
金曜日も働けない。。。

そして遠征帰りは月曜日の朝。
そこから子どもたちを送り出し、
自分も仕事に…というのはちょっと想像し難い。
やはり夫婦のうちどちらかは家に残り
遠征の片付けや、掃除洗濯、買い出しなど
どうしても月曜日はそういったものに当てたい。

となると働けるのは火曜日〜木曜日の3日間。
子どもたちの放課後の習い事の送迎は一手に私が請け負うのだから
実質仕事ができるのは午後3時まで。。。

そんな条件で雇ってくれるところなどなかなかない。
だからこそフリーランスで翻訳業をしていられたのは
私の生活スタイルにマッチしていたのだが…。

業務委託の翻訳のお仕事にもレジュメを出し、
資料作成のお仕事にもレジュメを出し、
断られたり、単発のお仕事をいただいたりと
なかなか定職には繋がらない。

旦那さんの収入だけで暮らせているありがたさを噛み締めながら
ふわふわと家の中で過ごしているわけにもいかず…

そう。先日、車を買い替えた。
それまで乗っていたミニバンが鹿アタックに遭い廃車へ…。
次の車を探すなか、かねてから乗りたかった
フォードのトランジットをついに買うことに。

子どもたちの興奮たるやすごかった。
乗りたいねー、欲しいなー、いいねー。
と3年言い続けていた車が目の前にある!乗れる!!と。

大喜びの子どもたちをニコニコと眺めながらも
親の心の中は毎月800ドルのローンの支払いが上乗せか…と。。。
どうやって家計をやりくりするんだ!?
800ドルも!?
しかも7月末に待っている引越し(大家都合で追い出された)により
新居は(まだ決まっていないが)ここ数年でさらに賃料が上がっていて
同じ規模の家ではプラス800ドル以上…。
つまり、生活クオリティを維持する方向で新居を探すと
車のローンも併せて月1600ドルの支出増…。

いやいやそれはいくらなんでもキツすぎるでしょ。
どうなってるのこの国の不動産価格!!!
給料アップ率よりも遥かに高い不動産価格の高騰…。

ここ数年に移民してきた人は到底、家を買うこともできず
(10年前の倍以上の価格になっている…)
賃貸にするにしろ、どんどん上がる賃料‥。
住みづらい…本当に住みずらい…。。。



子どもたちの競技活動を支え、
生活のクオリティを維持していくためには
そう、私が仕事をして収入を増やせばいいのだ。

やっぱりここに行き着く。

そんな時に知り合いのツテで、
スイーツ屋さんの商品開発の仕事の話をもらった。

そう、実は私…
結婚するまでの数年間
某食品会社の研究開発部でコンビニやスーパーに並ぶ
ヨーグルトの研究開発をしていたことがある。

レジュメを提出してお仕事をいただけることに!
まさかあのときの経験がここで生きるなんて。

そのお店は今はまだ店内を改装中で、
8月にオープンすることを目指し動いていくようで

私はその開店前の商品開発のお手伝いと
キッチンのお手伝いをさせていただくことに。

私をとりまく環境を理解いただき、
それでもできる範囲で就労してもらえれば、
との温かいお言葉をもらっての
久しぶりの試作からの製品化へのお仕事!

ワクワクするね!
久しぶりになんだか本当にワクワクする!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?