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両価性統合失調症と気づいてしまった日

好きな事をしてる時の「自分」が嫌いだった。
苦しい環境にいない自分がずるい人間に思えた。
成功する結果よりも途中の足掻く過程にいる方が
自分らしく生きている気がした。

そんなある日、ふとした事で耳に入ってきた「両価性統合失調症」という言葉。
もちろん知るわけもない。統合失調症なんて自分には全く関係ない話だと思っていたし、興味もなかったけれど調べてみた。
その日から私は「両価性」である自分がいる事に気づいてしまった。

気づいてから世界が変わった気がした。「両価性統合失調症」である事を理由にして、足を止める事が嫌で足掻いた。それでも様々な理由で仕事やら生活やらがうまく行かなくなった。それでも病気のせいにするのが嫌で余計にもがいた。どんどん全てが嫌いになっていった。

なんとか通院している今でも、薬に頼る自分が嫌で仕方ない時間がある。前も後ろも地獄にしか見えない日もある。死んでしまいたい日も数えきれない。
それでもまだ生きていられるのは、
この足掻いてる自分だけはそこまで嫌いじゃないからなのかもしれない。

足掻いて、もがいて、そんな自分がいつか好きになれれば良いな。

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