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番外編_ビルの宿命、搬入の難(家具編)②

2020年4月、コロナ禍真っ只中に、何とか引越しを終え、住みながらコツコツDIY
を進めています。
(色々と問題はありつつも)さらりと引越しを終えた雰囲気を出していますが、しばらく搬入出来ずにいた荷物がいくつかありました。
その主な理由は、明快、「階段を通らなかった」!!!
建築士なのにそんな初歩的なミス、と思われるのも当然です、、、
自戒の意味も込めて恥を晒します。

工事中も搬入に苦労しましたが、引越し後も搬入に頭を抱えるとは想像していなかったw

今回は狭小ビル(=狭い、階数が高い)の宿命第二弾として、それら搬入に苦労した家具の様子をお伝えします。。

搬入出来なかったもの

□冷蔵庫
困り度:★★★

>もちろんきちんと採寸をし図面上でも階段を何とか通るのではと想定してのぞみましたが、階段の段板に加えて周りの梁や柱が複雑に入り組む空間のため、実際に搬入してみると冷蔵庫のような大きな塊かつ重いのものは、どの位置に人間が立つか、どういう順番で通すか、など、より立体的な問題が発生し、プロの引越し屋さんでも泣く泣く断念。。(かなり頑張って考えてくれました、、感謝。)
約2ヶ月間、3Fキッチンから1Fの冷蔵庫の中身を取りに上下往復する生活をしたのち、ようやく業者さんに頼みクレーンで窓から搬入することができたのでした。。
ちなみに搬入の詳細を参考までに、、(誰の参考になるのか、、、w)

・搬入に要した費用:29,800円
(ネットで探した搬入業者さん。ピアノとかの搬入がイメージしやすい。冷蔵庫案件もちょこちょこありましたw)
・搬入に要した時間:約5分
(こんなことならもっと早くやっておけばよかった!!)


クレーン車登場
手早く養生して電線をうまく避けてあげていく
ものの5分程度で窓に到達!

□ダイニングテーブル
困り度:★★☆

>引越し後唯一購入した家具、ヴィンテージの丸テーブル!
到着した時の高揚感たるや!
がしかし、すぐに搬入ができないことが分かり絶望感にかわりました。。
こちらの敗因としては、テーブルの脚部分が固定されているタイプで取り外しができないものであったこと。
それでも平面的にはギリギリ搬入できるサイズなのですが、やはりどこかが通ればどこかが引っかかり、階段がどうしても回らない!
通常の丸テーブルよりはすこし大きいサイズ(120㎝φ)ですが、脚が外せていればどうにでもなったはず、、細いとは言え動かせない脚4本が手強かった。

こちらもしばらく1Fに鎮座していましたが、やはりせっかく買ったのだから使わねば、ということで、再度クレーン車のお世話に。
費用、時間共、冷蔵庫と同じくらい。


この丸テーブルな デンマークのヴィンテージ家具 
エクステンションして広げられるお気に入りなのです

地上4階+屋上+地下1階、つまり6層分の階段があるペンシルビル。
階段という上下運動がメイン動線となり、日常となる、ということをまず身をもって感じた私たちでした。
そんなこんなですが、愛すべき階段たちの写真で今回の記事は締めたいと思います。

1F店舗から見える階段 階段下の扉はトイレ
オープンハウス の時の様子
2F事務所から見た階段 ここから上は住居
3Fの階段 梁部分は本棚に ちょっとした作品を飾ったりする余白となる
5F屋上の階段 
上から見るとこんな感じで凸凹があることが搬入を難しくする

photo by sawazaki







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