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KOBIRA冒険記

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創業110年の鹿児島の老舗 KOBIRAが変革していく様子をまとめています。
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#組織

「狂った老舗」の2023年振り返りと、2024年の展望

正攻法できっちり会社を整備した2023年今年も終わりそうな気分になっているので、この一年をちょっと振り返ってみる。今年は正攻法の綺麗なフォームで改革できた一年だと思っていて、「KOBIRA社の健康診断と治療」の1年だった。悪いところを診断して、問題あるところの治療ができた。そう言う意味ではまだ「狂えてない」んだけど、着々と突き抜けるカウントダウンが進んで行ってるんじゃないかと思ってる。 KOBIRA社の2023年を振り返る組織の空気の変化 MVVが揃ったのが去年11月。そ

MVV定義した後に何をする?- 経営計画の前にBenefit (価値)の定義を作るのはオススメ

111年目の老舗商社の第4創業と組織変革うちは創業で111年目を迎える鹿児島にある商社(エネルギー、IT、貿易)で、自分で4代目になる。ちょうど1年前にミッションを定義するための役員合宿があって、7ヶ月前にミッション、ビジョン、バリューを社内に発表した。その経緯を以前まとめたnoteが以下になる。 そこからも、色んな施策をやってきた。役員1on1の導入、人事組織部の立ち上げと組織的な人材採用(今までは各部署で勝手にやってた)、公式noteによる採用広報の開始、組織状態がわる

創業110年企業が、組織を生まれ変わらせるためにやったこと全部【2022年】

大げさではなく、人生の節目となった2022年創業110年の小平社にCHRO(chief human resource officer)として参画したことが、人生のターニングポイントレベルで大きな出来事だったので、振り返りつつやった事を全部出してみます。 年始に、4代目社長のかんちゃんからポンっと届いたメッセンジャー。 ここから始まり、あれよあれよという間にジョインすることに。色々なピースが、カチッとはまる時は一瞬。 この日から自分にとっての2022年の流れは大きく変わっ

「創業110年の会社が新しい経営ミッション発表会後、1ヶ月でやった5個の施策」と「ミッションが伝わらない時には経営者はヒトじゃなくてコトに向かおう」と言う話

【初めて読む人のための説明】 自分は今、鹿児島で創業110年の商社(エネルギー、IT、貿易)の4代目の社長をしている42歳です。今、組織変革を頑張り中。その中での気づきなどをnoteに書いてます。個人twitter 今、MVVの設定をしていて、MVの発表をしたその後の1ヶ月のnoteです。 経営ミッション発表会の後1ヶ月やった5個のこと見返してみると前に経営ミッション発表会の記事を書いてから1ヶ月ほどnoteを書いてなかった。経営ミッション発表会が終わり、施策を出した。

経営ミッション発表会を終えて1週間- 当日の設計と効果を振り返ってみる。

2022年9月16日に全社で経営ミッション発表会を行ないました。その後、抜け殻になりつそうでしたが、次々やってくる社内広報やバリューの組織タスクに、通常の業務、一人45分x70名でガッツリやり始めた社員全員面談などに忙殺されています。ちょっと振り返ると共に、MVVの設定などに取り掛かる方の参考になったらとも思ってます。 9.16 経営ミッション会議事前設計の関して 漏れ聞くところによると、かなり会議の前は社員は疑心暗鬼だった模様。端的に言えば「社長がまた訳のわからないこと

\ビジョン作りのプロセスがくれるエネルギー/

会社の新しいミッションを言語化した役員合宿から一ヶ月半。次のステップをどう設計するか話し合う役員会があったんですが、楽しかった! 話題は全社共有会だけではなく、その先まで見据えた時間軸の内容に。 来年の本社ビル移転という大きなイベントまで視野に入れたプロセスをどう設計するか。 並行して走る人事制度作りについても、大きな変化を社員一人ひとりにどう受け取ってもらうか。 どんなメッセージを、どういう形で発信すれば皆が大きく未来の希望を描けるか。 さまざまな観点からディスカッ

● 創業110年の企業の、CHROになりました! ●

このたびご縁がありまして、小平株式会社のChief Human Resource Officer(兼 総務執行役員)になりました! 小平社は鹿児島で創業110年(!)を迎える地域商社ですが、4代目社長の小平勘太君が同い年で、大学時代のAIESECの同窓だったりもします。 コーポレートアイデンティティーとして「新しい老舗」を掲げ、 “時代を先取り変化しながらも、世代を超えた老舗として存続し続けること” にこだわっていたり、 “鹿児島というローカルに根差しながらも、グロ