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KOBIRA冒険記

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創業110年の鹿児島の老舗 KOBIRAが変革していく様子をまとめています。
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記事一覧

「街の創造性UP!」、創業112年企業と地域の新しい関係性の取り組み事例

日置市100人会議が本社で開催されました。昨日、3/17に「日置市100人カイギ」がKOBIRA新本社「HARBOR」で開催されました。テレビ取材なども入り、盛り上がりました。 この記事では、KOBIRAがVISION3「地域だからこその可能性が花開く、ワクワクあふれる街を生み出す」に向かって、どのようなことをやってきたか、またやろうとしているのか、その現在地を紹介しようと思います。 KOBIRAはこんな会社まず、創業112年。私で4代目です。 事業としては、エネルギー

「狂った老舗」の2023年振り返りと、2024年の展望

正攻法できっちり会社を整備した2023年今年も終わりそうな気分になっているので、この一年をちょっと振り返ってみる。今年は正攻法の綺麗なフォームで改革できた一年だと思っていて、「KOBIRA社の健康診断と治療」の1年だった。悪いところを診断して、問題あるところの治療ができた。そう言う意味ではまだ「狂えてない」んだけど、着々と突き抜けるカウントダウンが進んで行ってるんじゃないかと思ってる。 KOBIRA社の2023年を振り返る組織の空気の変化 MVVが揃ったのが去年11月。そ

創業111年の老舗がチャレンジした最先端の福利厚生「ウェルビーイング手当」。初年度のリアルを大公開!!

これからの100年も社会に安心と希望を届け続ける会社であるために、働く社員一人一人が心身ともに健康で、社会的にも満足した生活を送ってほしい。 鹿児島の老舗企業 KOBIRAには、そんな想いが込められたある特徴的な福利厚生があります。 その名も”ウェルビーイング手当”。 創業110年を迎えた2022年からの3年間を『第4創業期』と位置づけ、組織を大きく生まれ変わらせてきた動きの中で、新たに導入された手当です。 ▼第4創業期のKOBIRAの動きについて▼ 老舗企業が最先

地方中小企業は「あたりまえの経営」を出来るようになろう

都会の経営偏差値50は、地方の偏差値70都心の会社が行っている「あたりまえ」の業務が、地方の中小企業ではまだまだ出来てないことが多いと思います。都会の経営偏差値50は、地方の偏差値70くらい。まず、地方の経営者と企業は「あたりまえの経営」を出来るようになることが大切だと思っています。 あたりまえの経営ってなんだ?あたりまえの経営は、 経営目標を立て 経営目標の進捗を毎週毎月確認し 目標(予算)未達の時は原因を探し 対策を費用対効果をふまえ決め 対策を実行し、進捗を

シャッター温泉街で餅まきフェス!!KOBIRA新本社上棟式に密着。

KOBIRAは2024年の初旬に、本社を鹿児島市から、シャッター街の温泉地である日置市湯之元へと移転します。 日置市と連携協定も結び、地域住民とともに世界に誇れる『ウェルビーイングタウン(*)』に再生していくことを目指しています。 *心身だけではなく社会的にも満たされ、人間らしく豊かに暮らせるまち 2023年6月に、工事の安全を祈願する地鎮祭を行ってから早3か月。 日々着々と建設が進む中、9月10日には、建物の骨組みまで完成したことを祝う「上棟式」が執り行われました。

『感謝と称賛が巡る組織』づくりの、1.5歩目~Uniposトライアル導入を終えて~

KOBIRAがバリューの浸透を図るために、導入を予定している『Unipos(※)』。トライアル期間が終了したのですが、改めて素晴らしいサービスだなと実感しました! ※Uniposは、超簡単に言うと「日々の感謝やバリュー体現エピソードをタイムラインで共有できて」「ハッシュタグでバリューを簡単に紐づけられて」「ポイント制などで感謝を贈りあう仕組みも充実している」みたいなツールです。 先日Uniposさんとトライアル期間の振り返りをしたんですが、KOBIRAの利用実績(利用率、

111年企業の生産性爆増:Amazon方式でのマネージャー会議の変革

1年間で会議が変わった:Amazon方式の採用とその成果創業から111年が経つKOBIRA社の社長をしています。うちの会社は、古い御前会議形式の会議形態をずっと行なっていて、会議が効率的な課題解決の場となっていませんでした。具体的には、各部長が社長の前で結果を読み上げ、予算達成であれば褒められ、そうでなければ怒られるという形式で、課題の報告、分析を通じて、課題解決の対策を議論する場として会議が機能していませんでした。 そこで1年前、この非効率な状況を打破するために、役員会議

次の冒険への羅針盤。創業110年の老舗企業が次の100年の冒険に向けて携えたバリューを公開します!

昨年、創業110年を迎えたKOBIRAは、2022年からの3年間を「第4創業期」と位置づけ、新たにミッション、ビジョン、バリュー(MVV)を定めました。 今回はその中のバリューについて、たっぷりご紹介します! ▼KOBIRAについて知りたい方は、まずはこちらから▼ バリューとは何かバリューは価値観とも訳されますが、ミッション・ビジョンを実現するために組織として大切にしたい価値観のことを言います。 例えば、ミッション・ビジョンを山の頂上=ゴールに例えると、そのゴールにたどり

『内省と祝祭』の全社集会 ~対話とアートとアワードと~

KOBIRAは、第4創業期の取り組みの中でも、ビジョンミーティング(全社集会)に大きく力を入れています。「全社集会やアワードって、時間とお金もかかるけどやる価値があるよ」ということが、一人でも多くに伝わったら嬉しいなぁ。3回目の開催となる今回も、やり切ったし良い場でした! ■前提:KOBIRAは、創業111年目を迎えた鹿児島の地域商社。 2022年~2024年を「第4創業期」と置き、人的資本経営に大きくシフト。MVV+Bの言語化から人事制度まで全面刷新。 半年に一度の全

MVV定義した後に何をする?- 経営計画の前にBenefit (価値)の定義を作るのはオススメ

111年目の老舗商社の第4創業と組織変革うちは創業で111年目を迎える鹿児島にある商社(エネルギー、IT、貿易)で、自分で4代目になる。ちょうど1年前にミッションを定義するための役員合宿があって、7ヶ月前にミッション、ビジョン、バリューを社内に発表した。その経緯を以前まとめたnoteが以下になる。 そこからも、色んな施策をやってきた。役員1on1の導入、人事組織部の立ち上げと組織的な人材採用(今までは各部署で勝手にやってた)、公式noteによる採用広報の開始、組織状態がわる

鹿児島から世界に挑戦する老舗が、10年後に実現したい姿とは!?KOBIRAビジョンの全貌を大公開!!

昨年、創業110年を迎えたKOBIRAは、2022年からの3年間を第4創業期と位置づけ、新たにミッション、ビジョン、バリューを定めました。 ミッション、ビジョンを作った背景や、それが社員に発表された経営ミッション発表会の様子などはこちら。 【KOBIRAのミッション】 海の冒険者を祖に持つ「新しい老舗」として、不確実性の荒波を乗りこなし、これからの百年も安心と希望を社会に届け続ける。 「地域に、日本に、世界に、KOBIRAがあるなら大丈夫」これからの100年も、そんな存在

さあ、次の冒険へ。創業110年企業が次の100年を見据えて掲げたミッション・ビジョン。

昨年、創業110年を迎えたKOBIRAは、2022年からの3年間を「第4創業期」と位置づけ、新たにミッション、ビジョン、バリュー(MVV)を定めました。 全社員へのお披露目の場で掲げられた言葉は、「さあ、次の冒険へ」。 これからの100年を見据えて、今KOBIRAはどこに漕ぎ出そうとしているのか。 今回は、2022年9月の経営ミッション発表会の場でお披露目されたミッション、ビジョンについて、人事組織部の門田から詳しくご紹介します。 ▼KOBIRAについて知りたい方は、まずは

「シャッター温泉街」が、世界に誇れるウェルビーイングタウンに生まれ変わるまでの物語。

日置市とウェルビーイングタウン作りの連携協定を結んでから、半月ちょっと。ありがたいことに、テレビや新聞など35を超えるメディアに掲載してもらえました(^^)。 「市長と社長が裸で温泉につかって協定を結ぶ」というインパクトもあったし、 浴衣で並んで歩いている姿が「『西郷隆盛グランプリ』の決勝戦みたい」という声も聞かれましたが(笑)、 ただのインパクト狙いの協定ではなくて。 課題先進国日本の、さらに希望が見えなくなっているローカルから、世界に誇れるウェルビーイングタウンを

『戦略人事の郷中ゼミ』で語った、右腕採用/MVV/定量化できないもの

参加者というか、サブ登壇?みたいな形で参加した『戦略人事の郷中ゼミ』。迷ったけどリアル会場で参加してよかった! この1年KOBIRAでやってきたことは大体以下のnoteにまとめたつもりだったけど、 今回の質疑や対話を通じて、新たに話したり気づいたりしたことも色々あったので、以下メモ。 ▼どうしたら「右腕」と呼ばれる存在を採用できるのか?「どうしたら右腕と呼ばれる存在を採用できるのか?」というテーマは、面白かったなぁ。 (池田がどこまで「右腕」のレベルになれているかは別と