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「なくても生きていける」仕事への誇り
30過ぎたら親が病気になったりして、とかく病院や施設のお世話になる機会が増えた。そこで出会う人たちの献身、仕事に対する真摯さには頭が下がる思いばかりだった。この人たちがいなかったら、うちの親は…というシーンも何度もあり、かけがえのない、この世に欠かせない仕事というのがこの世にはあるものだな、と何度も心の中で(あるいは言葉で)感謝した。
震災があった時、お店から真っ先に消えたのは水や食べ物で、雑誌や
「後悔というのは、かつてそこに愛があった証拠だ」
ドラマ「ゴーイングマイホーム」に出てくる台詞です。北欧かどこかの国の格言として紹介されていたように思います。
後悔というのはとても複雑でやっかいな感情だと思います。当時の自分に戻ったら、当然同じことを繰り返すだけのことなのですが、後の自分は、まるで「取り返しのつくこと」のように振り返る。そこには大きな誤解というか、矛盾があるように思うのですが、それが人間らしいところといえば、そうなのでしょう。
人
あの頃の自分に会いにいく
(小沢健二の公式tumblr - ozkn.netで、レビューを募集していた時がありました。その時に投稿した、がしかし、掲載されなかったw原稿を、加筆修正しました。載らなかったので、長いこと心とPCの奥底にしまってありました)ひふみよ 2010年5月24日(月)/ 東京の街が奏でる 第五夜 のレビュー
中学の頃、同じ学年のヤンキー、ヒトシ君が亡くなった。不慮の事故だった。刹那的に問題行動をし、事
「覚えている」って、むずかしい
「Yonda?」などのコピーで有名な、コピーライター谷山雅計さんの本で、こんな文章を読んだことがあります。
「昔の自分が感じた気持ちを、きちんと覚えておくこともとても大切です。
ほかの人の気持をわかってあげるのと同じように、昔の自分の気持ちを覚えておくことで、本当にたくさんの気持ちを自分のものにすることができます。
(略)たとえば、ぼくは独身時代、『子どもが大嫌い』でした。その気持ちは、その