湯煎に、レンジにと簡単に調理できるレトルトカレーが紙面にたびたび登場しています。名店の味をそのまま再現したものや、パッケージに工夫をこらしたものなど種類も豊富で、ずらりと並んだスーパーの棚の前で思わず足をとめてしまうことがあります。誕生から半世紀以上がたち、さらなる進化をとげるレトルトカレーを、播州人3号が兵庫の特産などを使ったレトルトカレーを紹介します。
新商品として取り上げるだけでなく、カレーの流行や傾向をまとめた記事もたびたび掲載されています。
7年前はこんなカレーが話題でした。
カレーなるレトルト
神戸牛入り5400円、〝痛辛〟、イチゴ風味… 「ご当地」続々、陳列も工夫
流通しているのは2千種。毎年500種の新商品にも驚きます。
世界初の市販用レトルトカレーが発売されてのは1968年。
2018年にはレトルトカレーの国内販売がルーを上回ったと過去記事にありました。ステイホームの影響で、消費はさらに増えたかもしれません。
発売された昭和40年代はNASA(米航空宇宙局)のアポロ計画が脚光を浴びていた時代。宇宙食用に開発された調理済み食品のパック技術に日本の企業がいち早く目をつけたようです。
カレーの具を思い浮かべると、兵庫に関係の深い食材が多く使われています。
だからでしょうか、兵庫内の各地、各エリアをうたった「ご当地レトルトカレー」が登場しています。
20年以上前の記事です
JAあわじ島が初の独自ブランド
玉ネギと牛肉
淡路の味生かし
レトルトカレー発売
タマネギを主役にした淡路のカレーもあります。
タマネギ丸ごとレトルトカレー
とろとろ食感と甘さ絶妙
開発1年、丸い形そのまま
兵庫県の北部、但馬の特産を使ったカレーも発売されていました。
但馬牛カレー商品化
ご当地グルメにPRへ
美方町
新商品が開発されるだけでなく、懐かしの味の復活もありました。
100年前の辛さ今に
神戸カレー復活
名門ホテル元総料理長
兵庫に多彩な種類があるのは、海外の料理をいち早く受け入れてきた神戸の歴史が関係するのかもしれません。
さらに何度も記事に登場する食品会社の技術も「ご当地カレー」誕生に貢献しているでしょう。
中身だけでなく、パッケージ部分も活用します。
例えば、神戸市消防局は外箱に防災情報を掲載したカレーを発売していました。
エム・シーシー食品、神戸市消防局と開発
「消防隊カレー」発売
外箱に防災の心得掲載
<播州人3号>
1997年入社。「キレンジャー」ほどカレー好きですが、香辛料の利いたのは苦手です。「辛さ○○倍」なんて聞くだけで、気が遠くなりそうです。どうしてもスパイシーな店で食べることになった場合は「甘口」か「野菜カレー」にして辛さを和らげます。スパイス大好きの同僚は「辛い物が食べらない人生なんて」や「食わず嫌いなだけで試せばおいしいはず」などといじられますが、「辛さだけがカレーの魅力ではない」と聞き流しています。
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