村石宏實監督の訃報
平成ウルトラを牽引した第一人者・村石宏實(ひろちか)監督の訃報です。
『ウルトラマンマックス』『メビウス』にて、脚本×監督として組ませていただきました。
そして、実現に至らなかったとある企画でもご一緒する予定でした。
お蔵入りになったその企画は、「もう字コンテも書いてあったんだよ」と、村石監督は残念そうにおっしゃっていました。
そう、監督は台本にびっしりと字コンテ(カット割)を書かれる方で、緻密な設計に驚いた記憶があります。
お蔵入り後、飲み会の席で「小林ちゃんとはこれで終わりじゃないんだよ」と笑顔で言っていただけて、当時若かった自分は、嬉しかったですね。
また一緒にやろうと言われるのが、この仕事をしていて最も嬉しい瞬間です。
そして、「小林ちゃん」って呼んでくれたのは後にも先にも村石監督だけですね。
村石監督、ありがとうございました。
光の国への良き旅を。
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