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メタバースで生活する未来が来る【メタバースとWeb3】

メタバースやWeb3という言葉を聞くと、どう思いますか?

「ミーハーな言葉には踊らされない」

賢い人なら
「セカンドライフの二の舞になる」
と思うかもしれません。

しかしメタバースは、セカンドライフの二の舞にはならなさそうです。

むしろ今後はメタバースにいる時間の方が、リアルにいる時間より長くなるといわれています。

以下で詳細を見ていきましょう。

将来はバーチャルが主、リアルが従

現在私たちは、リアルで生活をし、ときどきゲームやSNSのバーチャルな世界に身を置いています。

筆者は近い将来、これが逆転するといっています。

つまりバーチャルが主で、リアルが従。

バーチャルとはメタバースを指します。

メタバースとは、いわばもう一つの地球です。

どういうことかというと、
ゲームとの違いを見れば分かりやすいです。

まずゲームの場合、自分が止めればゲーム内の時間は止まりますよね。

メタバースでは、現実世界と同じように時間が流れています。

不特定多数の人が好きなときにログインしては、好きなときに離れる。

それでも時間は流れ続け、
現在そこにいる人たちが活動しているのがメタバースです。

またゲーム内で稼いだお金は、ゲームの外では使えません。

メタバースでは仮想通貨が流通しており、その仮想通貨が取引所に上場していれば、いつでも法定通貨に交換できます。

もちろん、仮想通貨をそのまま決済に使うこともできます。

メタバース内で経済活動を行い、通貨を稼ぐことも可能です。

メタバースが自分の居場所になる

メタバースでできることは、もはや現実世界と何も変わりません。

しかもメタバースなら、アバターで自分の好きな顔に変えられ、
なりたかった自分になれます。

遠くにいる人達とも交流ができます。

今までは、たまたま同じ地域に住んでいて、
同じ学校・クラスにいるかどうかで誰と友達になるかが決まっていました。

しかしメタバースなら地理的な制約はありません。

北海道にいる人が、沖縄にいる人と簡単に友達になれます。

日本だけでなく、世界中の誰もと交流できるのです。

メタバースなら、自分の居場所が必ず見つかります。

ここまでくれば、メタバースが主で、リアルが従になるといわれても少しは納得いきますよね。

インターネットの歴史を見れば、バーチャルファーストは必然

まだバーチャルファーストの未来に、
懐疑的な人もいるかもしれません。

しかしインターネットの歴史を見れば、
少なからず納得いくでしょう。

インターネットの歴史は、大きく3つの段階に分けられます。

これをWeb1.0、Web2.0、Web3.0と呼びます。

Web1.0

Web1.0は、1990年代~2000年代初頭のインターネット黎明期。

この時代にできたことは、パソコンで情報を閲覧することだけでした。

メインのデータはテキストデータで、
画像は重くて読み込めたものではありませんでした。

この時代のインターネットは、
情報の提供者→閲覧者という一方向のコミュニケーションであることが特徴です。

この時代のメインのデバイスは、パソコンです。

Web2.0

Web2.0は、SNSの時代です。
まさに今のことです。

FacebookやTwitter、InstagramなどのSNSが登場し、
インターネット回線が発達したことで
画像や動画のやり取りも可能になりました。

Web2.0の特徴は、ユーザー同士で情報の交換ができることです。

今まで一方向だったコミュニケーションが、双方向になりました。

SNSを使えば誰でも情報を発信できます。
画像や動画をアップすることも可能です。

Web2.0の主役はスマホです。

今でこそ当たり前ですが、15年前までは考えられませんでしたよね。

GAFAMと呼ばれるテックジャイアントたちは、
この時代の申し子であり、勝者です。

しかしWeb2.0には、大きな問題があります。

GAFAMが世界中の個人情報を持ちすぎていることと、
プラットフォーマーとして世界を支配しているです。

Googleの検索履歴は監視され、直近見たサイトに関する広告が表示されます。

Amazonの購買履歴から、おすすめの商品を提案されます。

Twitterの一存によって、
アメリカの大統領トランプのTwitterアカウントが
永久凍結されました。

Youtuberは日夜、Banの恐怖と隣り合わせで
規制に触れないコンテンツ作りに苦心しています。

このように、

・情報の所有権がGAFAMにある
・プラットフォームが中央集権的である

のが、今のWeb2.0です。

Web3.0

Web3.0は、メタバースやVR・AR・MR、ブロックチェーンの時代です。

Web3.0の特徴は2つ。

  • 分散的である

  • ユーザーが情報の所有権を持つ

これらを可能にしているのが、
ブロックチェーンです。

ブロックチェーンとは、ざっくりいうとリーダーを立てずに全員で情報を管理する技術のことです。

Web2.0で情報を管理していたのは、サービスの提供者です。

だからトランプのTwitterアカウントを消すことができます。

しかしブロックチェーンではみんなで情報を管理するので、
誰かの一存でデータを消すことはできません。

また情報はみんなに公開されているため、誰かが独り占めをすることもありません。

現状の問題を解消するために、より良い方向へ進むことは必然といえます。

この意味でも、バーチャルファーストの時代は来るといえるわけです。

VR・AR機器はスマホと同じように普及する

Web3.0の主役デバイスは、VR・AR・MRです。

今はまだ普及していませんが、これからはポストスマホとして普及します。

現在メタバースやVRが普及していない理由は、
単純に技術が発展途上だからです。

Meta社が作ったアバターはダサいと叩かれ、
VRヘッドセットは重くて長時間つけると疲れてしまいます。

しかし今後はVR機器が軽量化し、
ずっとつけていても違和感がないレベルにまで発展します。

VRやメタバースの課題は、解像度と実在感です。

解像度とはそのまま画質のことで、
実在感とは本当にそこにいるかのような感覚のことです。

実在感の具体例は、Zoom飲みです。

Zoom飲みの不便な点は、
不本意なタイミングで会話が止まってしまうこと。

これはリアルの会話では起きにくいことです。

リアルの会話では、
目線やうなずきなどノンバーバルなコミュニケーションにより、
円滑な会話が成立しています。

しかし、Zoomではそれがうまく伝わらないのです。

VRにおいても、ノンバーバルなコミュニケーションを
いかにリアルに再現できるかどうかが今後の課題です。

VRの発展は時間の問題です。

今はみんな、一日中スマホの小さい画面を見ています。

そんな人が、リアルの世界と変わりない、
バーチャルな世界が目いっぱい広がるVRを使わない理由はあるでしょうか。

メタバースとWeb3.0まとめ

これまでの内容をまとめると、以下の通りです。

・これからはバーチャルが主、リアルが従になる
・その理由は、インターネットの歴史とVR技術の発展
・世界はGAFAMから情報の所有権を取り返す方向に動いている
・今はまだVR機器は使いにくいが、これから使いやすくなる

今回の参考文献はこちらです。

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