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【すき酒造】秘境の地でヴィンテージ焼酎を訪ねて

明治23年創業、首都圏でも人気の高い「山猪(やまじし)」や、鑑評会優等賞を受賞した「須木焼酎」を作るすき酒造へ行ってきました。

道中は森林に囲まれ、到着するまで秘境の地に来ているような感覚。
すき酒造はレジャー施設「すきむらんど」に隣接しています。

「すきむらんど」の景色です。

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すき酒造へ到着しました!

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木造建て。趣があります。

左手に蔵があり、右手の展示室では焼酎が購入できます。

取締役の兒玉昇さんにお話を伺いました。


焼酎造りに欠かせない杜氏の存在。
杜氏(とうじ)とは焼酎造りの職人。内嶋光雄杜氏は、40年近く焼酎を作っています。
芋が新鮮な状態の9月~12月の間ずっと!蔵に泊まり込みで焼酎の世話をしています。本物の焼酎を届けたい一心で全精力を注ぎます。焼酎の出来は「麹が7割」と、麹づくりには特にこだわって、麹米のために自ら田んぼに入り、米作りから行っているそうです。

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田植えをする内嶋杜氏。6月16日すき酒造FACEBOOKより

麹室・総甕壺 「杜氏はそうじ」
2010年に甕壺と一緒に現在の蔵に移転。焼酎が最も美味しく作れる環境(風通し、日当たり)を内嶋杜氏が考察したそうです。
麹室にあるのは陶器でできた手作りの壺。壺は古いもので160年前から使っています。
「杜氏はそうじ」と表されるほど、衛生管理を徹底しており、麹室に他の菌を運ばないために、焼酎づくりの4ヵ月間は、従業員とその家族も納豆を食べてはいけないそうです。

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麹室です。壺は地下に埋まっています。

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入口外にあるこの壺が麹室に埋まっています。全長約120㎝以上。


ヴィンテージ焼酎。人の手だからこそ、毎年味が違う。
焼酎は毎年、その年の気候、米や芋の出来によって味が変わります。
毎朝1500㎏もの芋の皮を手で剥いています。人の目で見ることで雑味を丁寧に取り除くことができます。
私が初めて須木焼酎を飲んだ時、甘いながらすっきり飲みやすいと感じました。焼酎造りのコンセプトは「綺麗で優しくて甘い焼酎」。まさにそう実感できました。

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毎朝手作業で皮を剥いています。左:内嶋杜氏 右:兒玉さん
2020年9月13日すき酒造FACEBOOKより


九州山脈の中にあり、水は地下120mから汲み上げた地下水を使用。岩の上にある山で地下水を掘るのに約7ヵ月かかっているそうです。汲み上げた天然水は、100年以上昔の水と言われています。

決して大きくはない蔵ですが、種類は豊富。自分の好みが見つかるはずです。

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4月20日に、熊本国税局鑑評会の表彰式が行われ、「須木焼酎」が優等賞を獲得しました!

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左:宮原市長、真ん中:児玉さん、右:内嶋杜氏


飲んでみました!

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「山美娘(やまびこ)」甘く優しくきれい(右)

内嶋杜氏みずから作った米麹とさつまいも。新商品です。

口に入れた瞬間、日本酒?と驚きました。飲みやすい!その後さつまいもの甘みがします。かといって甘すぎない上品さがあります。香りも強すぎない。でも美味しい。女性が好むと思います。

山猪(やまじし)」米麹、さつまいも(真ん中)

まず芋の香り!抜群に濃い!山美娘と全く違います。口に入れると驚きます!想像した濃い芋焼酎の味と違って、深みがあり優しい味!おもしろい。人気がある理由がわかります。

赤山猪(やまじし)」米麹、さつまいも。黒麹ゴールドで仕込み、濃厚で、甘味とキレが抜群。(左)

紅紫焼酎。香りは山猪の濃い香り。飲むと口当たり優しい。じわっとさつまいもの甘みが広がります。

3本とも全然違います。飲み比べしても楽しいですよ。


焼酎がこんなにカッコいいものとは!
年によって味が微妙に変わるのも、水や気候が毎年違うからおもしろいですね。
すき酒造の焼酎を飲んで、「今年はこんな味か~」と言ってみたいです 笑

≪関連サイト≫
すき酒造   http://suki-syuzo.jp/
小林市ふるさと納税特設サイト
https://furusato-kobayashi.jp/tokuten/?c_id=6&keyword=%E7%84%BC%E9%85%8E#t_list_area
ANAふるさと納税
https://furusato.ana.co.jp/products/list.php?qc=nYxBCoMwEEVP82dtoqmTxWyUcdlNT1BDQKk2Gi30%2BA0eoYsHj%2F%2Fg7wJ16CrwAL3BK3x7LQy20BpckoG24AZdD%2FVgB1Za5nU%2Bpa5oW4S2SehoCqZgC7XQ%2Bfr3%2BojPHKYxfcXQkfIp7886xuxg%2B%2FtlptgjpBxpD%2FID

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