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刹那的利便性、その先に未来はあるのか

在宅勤務の広がりや外出機会の減少で、家庭で消費する食品の容器やトレーなどのプラごみが増加したようです。
確かにこれはコロナの影響によりますが、そもそもの問題として、食品の過剰包装は見直されるべきかと思います。
私たちは当たり前のようにプラスチックに包まれた食品を購入しています。
衛生面や利便性を考えれば、私たちにとってこれが最適です。
しかし、この刹那的利便性によって被害を受けるのは、気候変動の問題と同様、現在の私たちではなくさらに下った将来世代です。
より環境負荷の低い代替素材の利用なども有効な手段かも知れませんが、根本的な解決手段としては、やはり包装や販売のあり方を見直していくことしかないと思います。
「何もここまでしなくてもなぁ。。。」というような過剰包装はよく見かけると思います。
まずはこういったものを私たち生活者が求めないということも重要です。
私たちが求める限り企業は作り続けますが、私たちが選ばなくなれば自然と作らなくなるものです。
逆に積極的に過剰包装をしない企業を選ぶことも大事だと思います。
ジャンルは違いますが、アパレルで言えば、パタゴニアさんがその辺り上手にやられていると思います。

ここで重要なのは、この記事にある通り、

石川名誉教授は「消費者は不便さや、素材の代替に伴うコスト転嫁を受け入れるなどの意識改革が求められる」と訴える。

まさに、ここだと思います。
今までの利便性を犠牲にして、それでも求められるかということです。
何も極端に利便性を捨てる訳ではなく、まずは日常の中で「これ、本当に必要?」を意識することが大切だと思います。
便利な世の中に慣れきってしまった私たちの行動を変容させることは、容易ではないと思います。
それでも変えなくてはならないのです。
まずは私自身がそういった目で商品を見るようにしていきたいと思います。


Hans BraxmeierによるPixabayからの画像

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