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何が食べたい?と聞かれる幸せ

コロナ隔離生活3日目の朝、初めて「お昼ご飯何食べたい?」と聞かれた。泣けた。食べ物が準備してもらえるだけありがたいとは思っていたけれど、自分の希望が聞いてもらえたことが、人として認めてもらえたようなそんな感覚になった。
迷わず、「うどん!」と答えた。うどんかーとかゴニョゴニョ聞こえたけれど、そこは気にせず。
お昼ご飯には、うどんが用意してもらえた。ん?昨日と同じビニール袋?同じ持ち帰り容器?予想は的中し、同じチェーン店のものであった。2日連続買いに行ってくれたのか。ありがとう。
中身は違っていた。前回は大盛りのかけうどんだったけれど、今回はとろろがかかった並うどんにたまごがついている。割ってみたら、温泉たまご様であった。タンパク質、ありがたい。小さい容器にネギと天かすも入っていた。薬味、嬉しい。昨日の感じとはまるで違った。
普段、とろろも温泉たまごもトッピングしたことがないけれど、何なら両方とも人生初だったけれど、滋養強壮を考えて付けてくれたのかな、と思い、ありがたく完食できた。本当に美味しかった。
夕飯はお手製の焼きうどんだった。ん?う、うん、うどんだね。私はうどんを希望しましたもんね。少し、ほんの少しだけ違和感があったけれど、こちらも美味しくいただくことができた。
ちなみに、まだ、隔離部屋のすぐ外のスパイスきしめんは下げられていない。ん??これはどういうこと??「ねえ!下げてって言ったでしょ!!」と詰め寄ってはいけない。絶対に。絶対に。ダメ、ぜったい。ふんわりと。ふんわりと。「はいこちらでーすこれもお願いしまーす」くらいにしないと。
お茶が置かれたタイミングで、下膳をお願いしてみたけれど、他のものだけ下げられただけで、やはりスパイス〜は残されていった。
そんなにもスパイス推しなのか。どうして?3日目もその疑問だけが残された。

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