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ペアリングとは

 「ワイン」と「料理」この組み合わせは様々な食事のシチュエーションをより一層華やかに、そして幸せを与えます。
重要なポイントを最初にご説明させて頂き私が考える料理とワインのペアリング例もご紹介したいと思います。

★マリアージュ

皆様も聞いたことがあるフレーズかもしれません。フランス語で「結婚」「組み合わせ」などの意味を持つ言葉です。ワインの世界で、「このワインと料理のマリアージュはすばらしい」という言葉をよく聞きますが、これは「ワインと料理の相性や合わせ方がよい」「うまくお互いを引き立て合っている」などの意味があります。

★ぺアリングはどんな場面で出されるか。

 主にペアリングはレストランでお楽しみ頂ける事がほとんどです。
最近では家で食事を楽しむ機会が増えました。そのため宅のみペアリングも人気を高めております。(宅のみペアリングおすすめワインは後の記事でご紹介致します) 

店員、ソムリエにコース料理に合わせたペアリングを注文すればあとはお任せで料理に合ったワインが来ます。もちろん単品でもそれに合ったワインを注文し料理との「マリアージュ」を楽しむのも一つの楽しみです。
・コースで頼んだ場合→基本的に一品付き一つのワインが少量ずつ出されます。前菜からお肉料理の流れ、計5品だとするならば5アイテムのワインが楽しめるわけです。ボトルで換算するとボトルの半分強くらいのボリュームが平均かと思われます。
大体コースの半分くらいの値段で出すお店が多いです。(もっとリーズナブルに楽しめるペアリングやコースと同等の値段で出すスペシャルペアリングもレストランによってあります) 
最初にペアリング以外でシャンパン 最後の食後酒を頼めばより一層料理とのひと時を楽しめます。

★アペリティフとディジェスティフ


アペリティフとは まずは乾杯!という時のお酒を「食前酒」と呼びます。 この食前酒、フランス人のライフスタイルには欠かせない習慣として親しまれています。日本ではお祝い事をより一層華やかにするため乾杯酒として飲まれることが多いです。
アペリティフの条件は、甘みを抑え、できれば酸味、苦みを持ち、適度なアルコールを含んだものが理想です。食前の一杯が疲れた心身を癒し、食欲を増進してくれます。
例 「シャンパン」「スパークリング」 カクテル
食欲増進効果のある蒸留酒(スピリッツ)、混成酒(ベルモットやリキュール)を使うカクテルもおすすめです。
ディジェスティフとは、食後のひと時を楽しむための「食後酒」
デザートに合わせたり、料理を食べた後の口直しの役目もし、その色や香り、味わいが心理的にも胃の中に収まった料理をこなしてくれる。
ディジェスティフの条件は、アルコール度数の高いお酒や甘口デザートワインがおすすめです。
例 「ブランデー」 「イタリアではグラッパ」 「甘口ワイン 貴腐ワイン」「甘めのカクテル」 がおすすめです。

★どんな組み合わせ方があるのか


 ペアリングはいくつかの組み合わせがあります。組み合わせを知ることで自分でワインを選べたり、家で飲む際にも便利になります。
私が考えるぺリングの方式がいくつもありますが今回は簡単にご説明致します(更に詳しくは今後の記事をお楽しみください)
〇似ているものを合わせる「料理のソースや味付けの濃さに応じてワインの濃さ」を合わせる。
・脂が多く食べ応えのある料理にコクのある濃いめのワイン 
 ・ステーキや煮込み料理
 「スパイスも使いソースも濃いお肉料理なら重めの赤ワインがベスト」
 ・日本のすき焼きは肉の甘味、旨味に甘辛のタレでさらには卵をかけて食     
 べるそんな時合わせるには「国産のマスカットベーリーAやアメリカのピ     
 ノノワール」果実味が溢れる味わいで酸味が少ないまろやかなワイン。
・さっぱりとした料理には辛口のワイン
・柑橘を含んだ鮮魚のカルパッチョ
 「ソーヴィニヨン・ブランなどの味わいに塩味をかんじ爽やかで辛口を合わせる。柑橘のアクセントがより一層ワインをおいしくする。
・白身魚のバターソース・ムニエル
 「シャルドネなど味わいにボリュームがあり果実味とミネラルをしっかりと感じるワインがおすすめ バターとの相性が良い、味の弱いシャルドネであれば付け合わせにレモンなどを添えてあげるとバランスがとれます。
〇土地が同じものを合わせる
 ワインと食材の産地を合わせるのも一つの方法です。
そのとちの郷土料理、有名な良材など+その産地で育ったブドウから作るワインを合わせる。
例えば ラクレットにはフランスジュラ地方の白ワイン
   鴨肉(マグレカナール、名産地)にはフランス南西地方のカオール
〇味わいが対照的であるものを合わせる
 珍しい組み合わせが生まれるペアリングです。
例えばブールーチーズに甘口ワインを合わせる楽しみ方。(ブルーチーズ特有の濃厚な香りと強い塩味がしっかりとマッチします)甘いもの+塩味 アイスでもありますよね!おいしいです。

★味の特徴例での組み合わせ

塩味
 料理のソースに適度な塩分があると、ワインの苦味。渋味が和らぎます。
しっかりと塩味の強い料理には辛口の白がおすすめです。
酸味
 酸味の強い料理は、ワインの酸味や刺激を和らげてくれます。
「酸が強いワインを和らげたい場合付け合わせにレモンやライムを添えて絞れば味がまとまります。
甘み
果実やはちみつのアクセントはワインの苦味や渋味を際立たせます。
肉とフルーツのは少し若く果実味を多く感じとれるようなワインを選ぶのが良いです。 ピノノワールなどがおすすめです。
旨味
甘みと同じ要素が多くある旨味ですが旨味が料理で重要なものです。それを壊さないようアルコール度数を高くない軽やかな赤、白を選ぶのがベストです。
苦み
苦味、スパイシーな要素は付け合わせでも多く使われます。
この場合ワインにもスパイシーな要素があれば同調され味わいがより深くおいしくなります。 果実味たっぷりでスパイシーな赤ワインがおすすめです。カベルネソーヴィニヨンやグルナッシュなど

☆最後に

 ペアリングには様々な特徴と個性があります。
料理の個性とワインの個性二つが交わるように組み合わせ作っていく事が大事です。
今回は「ペアリングとは」と言う項目で簡単にご紹介致しました。次回からはペアリングの内容、要素があってなぜ合うのか、そこまで突き詰めてご紹介したいと思います!
最後までご覧頂き誠にありがとうございます。
次回はよろしくお願い致します!

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