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【創作】ヘビ

こんばんは。一匹柴犬です。

最近創作した「ヘビ」について。

この作品は、「カドを段折りした形を蜷局に見立てたら、ヘビを折れるのでは?」というアイディアが先にあって、折ってみるという流れで創作しました。私は適当に紙を弄ってできた形から全体へと派生していく創作方法が多いので、あまりないケースでした。

アイディアが浮かんだ経緯を思い出してみると

①最初は、折り図を描く時のことを考えていた。折り図の説明で「中割り折り」とか「沈め折り」という表現を使ってしまうが、初心者にはわかりづらいよなぁとか考えていた。よく折り紙本には最初に折り方の説明の図があるが、やはりそういう説明は必要だよなぁと考えて、段折りや沈め折りの図を描くことを想像していた。

②カドを段折りした図を想像する → この形、よく折紙の「う○ち」で使われるなぁと考える → 「う○ち」ではなく、「ヘビが蜷局を巻いている姿」に使えないか? 

という流れだったような気がします。

考えていたのは通勤途中(サラリーマン)だったので、仕事後に試作開始。

最初は単純に長いカドを段折りしてみましたが、頭を少し折り込むために領域付加が必要なのと、体を細くしないといけないが、蜷局が横向きで頭が縦方向だと、細くしづらいのでうまくいかず、とりあえず蛇腹で細くしてから考えることに。対角蛇腹で、余った紙を段折りして蜷局ができ、全体を半分に折ってカドをまとめて45度折ったらそれっぽい形になりました。

ヘビ

・余った紙は、作品を自立させる用途に早々と決定(妥協)

・蜷局がペラペラだが、気にしない方向に早々と決定(妥協)

・シュルシュルした舌を折りたかったが、首が短くなるし付加とかめんどくさいし、無しの方向に早々と決定(妥協)

・自作品「カエル」の顔をほぼ流用(妥協)いや、気に入っているから!

・折ってみて、萩原元さんの「へびさん」に顔が似ている気がすると思って本を開いてみましたが、一応違う折り方でした。基本構造は同じですね(;^_^A

という諦めの早い性格上、作品は比較的すぐ出来上がります。もう少し拘りを持って色々試してみる余裕が自分に欲しいです。

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裏から見てはいけない作品です。

比較的簡単に表現できて、個人的には満足しています。干支でヘビは折りにくいな~と感じていたので、いきなりアイディアが降ってくることは想像していませんでした。

創作を始めた初期か以前か忘れましたが、だいぶ前に神谷哲史さんの折り紙教室に参加した際、仰っていた言葉を理解・実体験できた事は大変感慨深いです。その時は全く理解できませんでした。

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色々やっていると、何かしら蓄積していくものですな。

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