人はテレパシーを使えない

ここ一年間こそ人脈に恵まれているがそれ以前は全くといっていい程人との関わりが無かった。その弊害か周りの雰囲気や空気といった感情の機微を察することはとても苦手で対話相手の心情も快か不快かぐらいしか分からない。不快と分かってさえそれをどうすれば取り除けるのかも分からず、ただ必死に自分の頭の中を言語化することに精一杯になっている。
人との関わりが無かったのは単純に面倒を避けてたからで今の状況は自業自得でしかない。その自業自得の所為で今関わってくれてる人たちを傷つけてしまっているかもしれないと思うと申し訳ないし無力感で恥ずかしくなる。

そんな自分にも仲良くしてくれる人がいる一方、この弱点を認識すると歩み寄るではなくただなじる為に近寄ってくる人も存在する。見えないところで勝手にやるならまだしも直接言うでもなく遠隔攻撃だけする人にはただ怒りと呆れだけが出てくる。君は何故そんなに偉そうなのか、と。
この行動の最大の問題点は当人に自覚がなさそうな事だ。息をするように人を傷つけその快楽に浸る。どの過程で傷つけたかも覚えていないし傷つけた相手の事も覚えていない。通り魔のように心を刺していく彼らにとって刺す心が感じていることはどうでもいい。

きっと自分も自覚が無いだけで知らず知らずの内に心を刺してしまっているはずだ。不快を取り除く事すらできないのだからなおさら。それでも攻撃せず関わってくれている今の人脈に感謝したい。


血肉とします