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『直感的に正しい靴』は受け入れやすい

こばです!

【足に合った靴】

このワードには様々な理想と現実が凝縮されています。
ぱっと思い浮かぶだけでも・・・

  • 軽い靴 vs 重い靴

  • さっと履ける靴 vs しっかり履く靴

  • フワフワのインソール vs 硬いインソール

  • クッション性の良い靴 vs クッション性の悪い靴

このようなものがあります。

※個人的に重い靴は悪くないけれど、
履いて重いと感じる靴は良くない派です。


良いものだ!と思う人の多い条件

  1.  軽い靴

  2.  フワフワのインソール

老若男女問わずこれを求められます。

これこそ至高!
これこそ自分に合う!

と思う人が圧倒的に多い。
圧倒的にです。

※大事なことなので2回言いました。


軽いと動きやすそう・・・
軽い靴は疲れなさそう・・・
フワフワのインソールは気持ちよさそう・・・

こう思いますよね?????????


この根底にあるのは分かりやすく『直感的に正しいと感じる、正しいとしか思えない』理論が頭にあるからだと思います。

だから、逆説である

  • 重い靴は振り子の原理で歩きやすい

  • 硬いインソールは身体を支えきれるから良い

など力説されても聞き流しますよね?


重い靴は疲れそうし、硬いインソールは痛そうだから


直感が間違えるというエビデンスがいくらあっても、客観的事実より自分の直感を信じるのが人間という生き物です。その方が気持ちが良いし、不快にならず、気分が良いですからね、


分かりやすい例はミュラーリヤー錯視

一度は見たことのある有名な画像ですね!

下の画像の線は同じ長さです。
でも、目の錯覚によって上が長く見えてしまいます。

同じ長さですよ~と言っても
本当にそうだと分かっていても
何だか気持ち悪いですよね?

『上の方がちょっと長い・・・』


頭では分かっていても心は違いますよね?


軽い靴ほど良い!!

という思考は、この錯覚が脳内で起きている状態に近い。

※心理学では『人は正しい方ではなく、気持ちが良い方を選ぶ』なんて話もあります。


ここから本題

認知バイアスに沿った靴・インソールの提案ができると、人は気持ちよく買っていきます。

どういうことかと言うと
もっと分かりやすく

『直感的に正しいと思える提案』をすれば良いのです!

Finish!
good job!
今日の仕事終わり!
閉廷!!!!




だけでは分かりにくいですよね?

わたしは履き馴染んだ靴を見て、靴・インソールの提案をすることが多いです。なぜなら『直感的に正しいと思わせることのできる提案』ができるからです。


例えば、この靴!
どのように見えていますか?

わたしにはこのように見えます

右足=真っ直ぐ
左足=内側に傾きがある

そして、左足はきっとこんな感じ

ここでお足をサッと撮影し、靴と並べながら

『左足は内側に傾きがあります』
『それによって左の靴の内側の履き口が開いています』
『左足の内側をインソールで支えてみませんか?』
『真っ直ぐ立ちやすくなる気がしませんか?』


自分の足は何やっても平気なんだ!痛くない!
という人でも


直感的に分かりやすい現状と対策を示したら多くの方は
『ちょっと試してみたい』という反応をされます。


ここで軽い靴・フワフワのインソールという
『直感的に正しいと思っていたこと、そうとしか思えなかった』
認知バイアスを塗り替えます。


『体重が乗ったお足を支えるとして・・・』

  • 『柔らかい靴で支えきれますか?』

  • 『フワフワのインソールで支えきれますか?』

この質問で直感で気づかれます。
きっと、無理だと。

ここで足に合った、体重を支えきれる靴を試着して頂きます。


補足すると
重い靴ではありません!
軽すぎないふつうの重さの靴です。


足に合った形であり、足の補正に一役買うような特徴の靴を履いて頂くとだいたい『とても歩きやすい!』と言っていただけます。

これは、単純に足や身体と相性の良い靴を履いてもらったから!というのもあります。ただ、『直感的に正しいと思える靴の条件をすり替えた』という話でもあります。

直感的に正しい靴を履くって気持ち良いですからね!


気持ちよく靴を買ってほしいものです。

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