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Decentierが取り組む領域

2023年2月に会社を設立した後、企業のお客さま向けにweb3領域のコンサルティングサービスをご提供しています。
LLMの勢いにかき消されるように、web3という昨年のバズは落ち着いてきたように感じますが、多くのお客さまからお仕事のご依頼をいただき、複数のパートナーの方のサポートをいただきながら、日々案件数を増やしています。お世話になっているみなさま、本当にありがとうございます。

正社員の募集もしておりますのでなにとぞ!(特にコンサルタント)

今日はDecentierがweb3領域において、どのように市場にエントリーしていくのか、そこでどのようなビジネスで戦っていくのかを書いていきたいと思っています。

web3市場はまだ超マイナー

web3 Economyに触れている人はまだものすごく少数

web3ネイティブなサービスが日々開発されており、市場はキラーサービス待ちの状況です。(むしろキラーサービス待ちと言われ久しい)
2018年にUniswap等が登場して以降、様々なブロックチェーンの上でDeFiサービスが生まれています。また、2023年以降でGame(BCG)のヒット作に対する期待は高まってきており、非ゲームユーザーですが、大きな期待を抱いています。
web3の領域で、世界中の天才達がものすごいエネルギーを使い様々なサービスを開発しています。向こう数年の間にかなりの数のサービス、そして複数のキラーアプリとなるものが生まれてくるものと思っています。

向こう数年で多くの人がCrypto Economy(web3 Economy)内で時間を使うようになる

Fiatとweb3というエコノミー間の往来

web3の世界における基盤技術はブロックチェーンです。
インターネット上で「モノ」と「お金」が仲介者不在でやりとりできるのがブロックチェーンという技術の画期的な点であり、web3 Economy側で提供されるサービスを利用するために多くの人がweb3 Economy側へ移動するようになります。

Fiat Economyとweb3 Economy間を行き来する人が急増する

この際に必要となるのはweb3 Economy側で利用できるお金=Crypto(暗号資産)です。通常はVASP(=Virtual Asset Service Provider。暗号資産の取引所)を通してweb3 Economyへ参加することになります。持っている日本円をETHへと変えて、web3 Economyでサービスを利用するのです。

エコノミー間の人の流量が増加していく過程で、様々なサービス・機能が必要となり利用されていくことになります。
例えばUSDの世界で広く使われているUSDCやUSDTように、日本円にペッグしたステーブルコインが流通することで、ユーザーはweb3 Economyに参加しやすくなるという姿は容易に想像できます。
また、一般層には中々使いづらいウォレット周りのUIUXも大きく変わっていくと思います。
ウォレット、ID、ステーブルコイン、カストディ、セキュリティなどエコノミー間での往来、流量の増大をサポートするテーマは複数あり、課題だらけであることも事実です。

マスアダプションにむけて重要なこと

web3がマスアダプションしていく過程で重要となる項目は大きく以下の3点だと考えています。

  1. web3ネイティブなアプリ・コンテンツの提供

  2. web3エコノミーを簡単に利用できるサービス・インフラの提供

  3. 法規制の整備

まずはじめに3. 法規制の整備について考えます。
web3の世界では、インターネット上で誰でも簡単に価値(トークンに経済的な価値がついている)を送れるため、様々な法規制を捉え事業を創っていく必要があります。
日本で言えば、金商法、資金決済法、景表法、不特法などが考慮すべき法規制ですし、賭博罪への該当性や税制の考慮なども必要になります。また、グローバルで課題意識の強いAML/CFTの観点で多くの論点が日々議論されている実態もあります。
日本の法整備は他国対比で進んでおり、web3のビジネスはやりやすい実態にあると思っています。(正確には何が良くて何がダメなのかがクリアになっている部分が多くリーガルリスクが低い)
まだ課題は多いとは思いますが、引き続き業界をリードする方と監督官庁のみなさまにこの分野の推進を期待する次第です。

そして肝心の1. web3ネイティブなアプリ・コンテンツの提供と2. web3エコノミーを簡単に利用できるサービス・インフラの提供に関して。当たり前ですがこの2つは依存関係にあります。
キラーコンテンツが世の中に提供されたとしてもそれを利用するまでのユーザー体験が酷いものだとマス層へは広がっていきませんし、web3エコノミーに簡単にオンボーディングできる仕組みができたとしても、肝心のサービスができていないと誰もオンボーディングしようとは思いません。
双方がweb3サービスの両輪となって、マーケットが拡大していくものと思っています。

Decentierが注力する領域

Decentierがフォーカスするのは2. web3エコノミーを簡単に利用できるサービス・インフラの領域です。
当社としては、web3エコノミーの中でのビジネス(いわゆるweb3ネイティブなプロダクトやサービス)ではなく、FiatとCryptoのブリッジをする領域でのサービス・機能を提供し、将来的に増加していくFiat Economy↔Crypto Economy間の流量を押さえにいくことを目指しています。

Decentierのミッションは「すべてのモノをブロックチェーン上でやりとりできる世界をつくる」です。
web3 Economyで提供されるおもしろく便利なサービスを多くの人が簡単に利用できたり、web3 Economy側で簡単にサービス提供をすることができるようなプロダクトを提供することでこのミッション実現に向けた取り組みを行っていこうと思っています。

6月初旬に行った日光の男体山の写真。この時期の日光は緑が深く過ごしやすく最高でした

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