見出し画像

社員の3分の1が参加。Chat GPTアイデアソン&ハッカソンを成功させるために工夫したこと

皆さま、はじめまして&こんにちは!テックタッチ株式会社のnoteで初登場のエンジニアリングマネージャーをやっている小林と申します。私は「kobaan」と呼ばれていますので、もし会った際には、気軽にニックネームで呼んでください(笑)。 (入社エントリーはこちら
以前にも、ハッカソンを実施したことがありましたが、今回はChatGPTを使用したアイデアソン&ハッカソンを実施しました。ChatGPTは、今話題のOpenAIのAPIの一つです。
この記事では、今回の社内イベントの概要紹介と、運営として携わった私が工夫した点について説明していきます。
オープンイノベーションや新しいアイデアを創出したいと考える人にこそ是非見ていただきたいなと思いますし、テックタッチの雰囲気も同時に味わっていただければと思います。

アイデアソン&ハッカソンの目的

今回の主な目的は「ChatGPT(OpenAI)を利用した社内業務の効率化」ですが、複数の裏目的もあります。それらは以下の通りです。

  • generative-AIに対する理解を深めること

  • OpenAIのAPIを利用したアプリケーション作成の実践を通じて、さらなる機能追加に備えること

  • 効率化できそうな社内業務を洗い出すこと=社内業務における負の面を洗い出すこと

これらも意識しながら、アジェンダなどを設計していきました。

なぜアイデアソン&ハッカソンなのか?

当社のプロダクトでは、OpenAI APIを利用した機能を組み込んでみましたが、より広く浸透させるためには、社内全員が参加できる形でハッカソンをベースに考えることにしました。社内業務を起点に、社員全員が参加する機会を設けることで、プロダクトの浸透を図りたかったからです。
また、非エンジニアメンバーにも参加を呼びかけ、プロダクトに触れてほしいという想いから、アイデアソンも併せて実施しました。
エンジニアはもちろん、QAやPdMといったプロダクト開発職種から20名、カスタマーサクセスやHRといったビジネスやコーポレート職種から10名と、合計30名(全社員の4割くらい(!))に参加していただくことで、社内の一大イベントに・・・!
そのおかげでさまざまなアイデアを生み出すことができました。

お祭りを意識した職種バランスの取れたチーム編成

当初は、ちょっとだけ指向性を寄せたりも検討しましたが、最終的には「せっかくだからお祭り感のある楽しい会にしよう」ということで、職種の偏りもなく、指向性もバラバラなチームを編成することにしました。ただ、実施前は正直「うまくいくかな・・・」という不安もありました。
しかし、実際には杞憂で、皆スムーズに溶け込み、共同作業ができていたことから、弊社のカルチャーって強いなと改めて感じています。また、今後につながる資産づくりとして、接点のなかった人と話すつながりができたことも良かったと思います。

アイデアソン・ハッカソンでやったこと

1日目はアイデアソン

  1. [発散]アイデア出し

    1. アイデア出しにはブレインライティングという独立したアイデアを強制的に多数(6人であれば108個)出すツールを使いました。

アイデアを絞り出している図
  1. [収束]アイデアの絞り込み

    1. 発散したアイデアからちょっとだけ深掘りします。

    2. 箇条書きでアイデアから更にイメージできるように整理。

アイデアを少しづつ絞り出している図
  1. [磨き込み]アイデアのブラッシュアップを作って発表!

    1. コンセプトや価値などを訴求できるアイデアブラッシュアップというフレームにまとめ直す

発表スタイルにブラッシュアップしている図

2日目はハッカソン

丸1日ハッカソンとして時間を確保しています。
発表は翌日。非エンジニアも発表資料を作ってくれていました・・・!

3日目は成果発表

発表時もコメントで大盛りあがり
Meetのリアクションで拍手が湧いています

工夫したこと

事前準備は程々に念入りに

ポイント1:なぜやるか?

なぜやるのか?ということをしっかりと特にマネジメントレイヤ以上の人ときちんと整理できていることも重要かなと考えています。
今回はChatGPTという新たな波が来ていたということと、事業拡大のため、業務効率化が求められていたということが重なり非常にやりやすかったと思います。
今回はそれに加えてこのブログ冒頭にある目的を整理して合意しておくことでスムーズに進められたのかなと。

ポイント2:説明会で迷いないハッカソンを

いかに当日の時間を有効に使ってもらうかは割りと運営にとって重要なファクターだと思います。
事前の説明会の中で以下の話をさせていただきました。

  • スケジュールや当日の時間割

  • ChatGPTとは何だ?という説明とデモンストレーション

  • ハッカソンのときに利用するAWSやgithubなどの簡易説明

特に「最近流行りのChatGPTって何?」という話を、プロダクトの開発メンバーに事前にデモンストレーションを交えながら説明しました。
そのメンバーが料理をベースに例え話で説明してくれたおかげで、非常に分かりやすく伝えられることができ、メンバーも考えやすくなったのではないかと思います。
せっかくなので、その説明内容を今後別途ブログに掲載してもらうことも考えています(笑)
参考までにですが、こんな時間割を用意していました。

ポイント3:アイスブレイクでスムーズな走り出し

今回はプロダクト開発職に関わらずビジネスやコーポレートなど様々な職種を超えたコラボレーションができたと思っています。一方でやっぱり初顔合わせなメンバーもいるわけで。
そんなときにはアイスブレイクが肝となります。それ次第で初速がどれだけでるかが決まると言っても過言ではないと考えています。
個人的におすすめなアイスブレイクはチーム名を決めるというアクティビティを通すことで短時間ながら互いの主張が出てチームの個性も固まるのでおすすめです。すぐに真似できると思うので社内イベントを開催する方は是非使ってください(笑)

ハッカソンで最も重要な要素は「完成までの時間」

1日のハッカソンでは、制作可能な範囲に制限があるため、多くのアイデアがプロトタイプの段階で止まってしまうことがあります。それでも、プロトタイプは魅力的なものに仕上がっており、「これは絶対に使う!」というツールも多数ありました。
ただ、社内で実用化するには、完成度を更に高めるために少し時間が必要であることが分かり、CTOや各マネージャーと会話をして、「追加開発を行う時間」を確保し、完成を目指すことになりました。このメッセージは、多く参加者にとって嬉しいものであり、その結果、ハッカソン参加者からも反響があったことをとても嬉しく思っています。

最後に

今回は、アイデアソンとハッカソンの運営について、工夫したことを中心にお話しました。
知るだけでなく、使ってみることで新しいトレンドを知り、使ってみる機会を作ることで、新たな発展ができるチームでありたいと思っています。
また、今回のイベントで、プロダクト、ビジネス、コーポレートという分野を超えて、一つに向き合って作っていくことの重要性と、それを可能にするチームワークやスピード感、ベースとなるカルチャーの強さを強く感じました。この会社には、その強さがあると思います。
興味を持たれた方は、ぜひご連絡ください!

We are hiring!

テックタッチでは、一緒にプロダクトのグロースを目指すメンバーを絶賛募集中です。この記事でテックタッチに興味を持ってくれた方は、ぜひお気軽にご連絡ください!
採用ページはこちら


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?