見出し画像

グットニートコーヒーの楽しみ方|低温ドリップと、フレンチプレス

クラウドファンデイングの「グットニートコーヒー」を支援してくださった皆さんへ。

大変お待たせしました。

いや、、、お待たせすぎたかもしれませんが、2ヶ月かかってやっとコーヒーが完成し、11/16(月)に発送をさせていただきました。島発なので遅くとも、18日の今日には到着すると思います。


仕事したくない時に、ダラダラするためのコーヒー画像3

今回作ったコーヒーは「仕事したくない時に、だらだらする」ためのコーヒーとなるように、時間をかけてゆっくり楽しめるコーヒーを目指しました。

■豆について
豆は、香り豊かなコーヒーにしたかったので、ゲイシャのナチュラルで、グジ地区ゲレナ農園のものを使用しています。
焙煎は、浅煎り〜中煎りの間くらいにしています。浅めで、香りが飛びすぎないようにしつつも、リラックスできるようにコーヒー独自の酸味を抑えるように焙煎を中煎りにいかない程度くらいに、調整してみました。

■香りについて 
香りは、ダージリンやジャスミンなどを感じる香りと、土っぽい味わいが面白い、特徴的な豆に仕上がりました。

■保管方法 寝かせると味の変化を楽しめる
また、豆は基本的に冷凍庫での保管がおすすめとされますが、僕は常温で寝かせておくのもオススメしてます。

焙煎仕立てのコーヒーは、味と香りにまとまりがないことがあるのですが、どんどん味と香りにまとまとまりが出てきて、酸味が増してまろやかになっていきます。

届いてから3週間後なんかに飲んでも、違った味わいを楽しめます。


おすすめの入れ方 2つ紹介

画像4

コーヒーの淹れ方は、皆さん好みがあると思いますが、今回はコンセプトでもある「仕事したくない時に、だらだらする」ためのコーヒーとして、時間を掛けてコーヒーを楽しむ方法を、2つご提案します。

1  香りを引き出す低温、ドリップ
ドリップは、豆の弾き方、お湯の温度、ドリップにかける時間で、コーヒーの「酸味、苦味、味、香り」などを変えることができます。そこで今回は、「香りを楽しむ」ことを重視した入れ方をご提案します。

2  味変を楽しむ、フレンチプレス
僕のおすすめは、時間と共に味の変を楽しめるフレンチプレスです。先ほども書いた通り、コーヒーは淹れる時間(=豆がお湯に使ってる時間)で、味も香りも変わってきます。

ダイソーの300円のやつでも十分楽しめますよ。


1  ドリップで楽しむ方法

画像1

今回紹介するドリップ方法は、香りを引き立てることを重視した方法です。中挽きくらいの荒めに引いて、80~90度くらいのぬるめのお湯で、2分半〜3分ほど時間を掛けてドリップすることで、じっくり香りを出していきます。

それでは、詳しいドリップの流れを紹介します。


1-0  分量:コーヒー9g、お湯150mm

コーヒー1杯の分量は、豆は9gで、お湯は150mmです。このお湯の量だと通常10〜13gですが、時間をかけて抽出するので、味が濃くなりすぎないように豆の量を減らしています。

お湯は、道具を温めるのにも使うので多めに準備するといいです。


1-1  弾き方:中挽き

ザラメくらいの、ザラザラした感じの粒が残るような中挽きくらいが、香りが引き立てられるのでオススメです。(参考サイトはこちら

ワンポイントアドバイス:豆を挽いた後にザルなどで、粒子の細かい豆をふるいにかけると、挽いた豆のサイズが均一になり、味にまとまりが出やすくなりますよ。


1-2  お湯の温度 : ぬるめの80~90度

通常95~93度くらいでいれると思いますが、温度はぬるめの80~90度くらいにします。これは、お茶を入れる時と同じで、100度の熱湯よりも温度が低めの方が香りがでやすいからです。

その代わり、時間を掛けすぎると、コーヒー豆から雑味が出やすくなるので、ゲイシャを使ってるからできるような特殊な方法です。


1-3  道具の準備:道具を温める、フィルターお湯洗浄

温度低めでドリップするので、完成したコーヒーがぬるくなりすぎないように、ドリップの前にドリッパー・デキャンタ・カップなど道具を温めておきましょう。

また、紙のフィルターを使ってる方は、紙のフィルターを1度お湯で洗浄すると紙の味と香りが取れるのでオススメです。方法は、ドリッパーにフィルターをセットし、豆を入れる前にお湯だけをドリップしてあげるだけです。(ドリップしてデキャンタに溜まったお湯は捨ててくださいね。)


1-4  ドリップ:むらし50~60秒、ドリップ2分半〜3分

ドリップは、香りをしっかり出せるように通常より長めにやります。

むらしは50~60秒で、しっかりむらしてあげましょう。

ドリップは2分半~3分くらいを、目標にドリップしましょう。

土っぽい雑味を味わってみたい人は3~4分まで、時間をかけると香りが飛んで来て、土っぽい雑味を楽しめます。

時間の測り方は、スマホのストップウォッチを横に置いて、ドリップすると分かりやすいですよ。


2  フレンチプレス(またはティーポットでもOK)

画像2

今回のコンセプトでもあるように「仕事したくない時に、だらだらする」ためのコーヒーとして、僕のオススメの飲み方はフレンチプレスです。

フレンチプレスは、紅茶を入れるようにお湯の中に豆を入れておくスタイルなので、時間と共に変化するコーヒーの味を楽しめるのが特徴です。

また、味変を楽しむのもそうですが、粉を入れて3分半〜4分おけば飲めるような簡単な入れ方で、かつ豆の味を簡単に引き出せるので、ドリップ器具がない人やめんどくさい人にもオススメですね。

それでは、入れ方を紹介していきます。


2-0  分量:コーヒー14g、お湯250mm

コーヒー1杯の分量は、豆は14gで、お湯は250mmがオススメです。


2-1  弾き方:中挽き

ザラメくらいの、ザラザラした感じの粒が残るような中挽きくらいが、香りが引き立てられるのでオススメです。(参考サイトはこちら

ワンポイントアドバイス:豆を挽いた後にザルなどで、粒子の細かい豆をふるいにかけると、挽いた豆のサイズが均一になり、味にまとまりが出やすくなりますよ。


2-2  お湯の温度 : ぬるめの80~90度

温度はぬるめの80~90度くらいにします。通常フレンチプレスは、95度の沸騰が落ち着いたくらいので入れるのが適温ですが、じっくり香りを出すために、温度は低めにしてます。


2-3  入れ方:お湯を注いで3分半待ち、蓋を閉めてプレスする。

豆がお湯のながで混ざるように、お湯を勢いよく注ぎましょう。

そして、蓋を閉めずに3分半放置してください。豆は無理に沈めたりせずに、放置で大丈夫です。浮いてる間は不要なガスを飛ばしてるので、無理に沈めない方がいいです。

そして、3分たったら、蓋をして、プレスすると完成です。

通常はテイスティングと同じ4分置いてから飲むのですが、味の変化を楽しめるように早めに3分くらいから少しずつカップに注いで、味や香りの変化を楽しんでみましょう。

また、今回の豆はコーヒー独自の雑味や酸味が出過ぎないので、のんびりダラダラ飲んでみてくださいね。


挽く道具や、温度計を持ってない人へ

香りのよさを保つために、今回は豆のまま送らせていただきました。なので、「挽く道具持ってないよ!」って人向けに、安価なコーヒーミルを見つけておきました。


■手挽きコーヒーミル
これは、挽いたコーヒーの粗さを調節できるタイプなので、濃いめでガッツとしてコーヒーを楽しみたい時は細かく、あっさり香りを楽しみたい時は荒くすることができるので、コーヒーの楽しむ幅が広がります。

そして、この商品がタイムセールで1.3万円のところ4千円になってたので、お買い得です。(僕は即買いしましたw)


■電動コーヒーミル
めんどくさがりな人にオススメです。豆を入れて、ボタンを押せば挽いてくれる、1番簡単で安価なタイプです。

安くて簡単ですが「豆が均等な大きさに挽かれない」という欠点があります。実際に飲み比べしないと分からない違いですが、均等な大きさにならないと、抽出される味にムラが出てしまうのです。

しかし、ザルなどでふるいにかければ、だいぶばらつきがなくなるせるので、簡単に安く作りたい人にはオススメですね。


■電子温度計
温度は味の決め手になるので、測る手段がない人はAmazonで1000円くらいの温度計を買ってみるのもいいかもですね。また、大きいダイソーでも400円くらいで売ってるらしいですね。(島にはありませんでしたがw)



最後に、作ってみた感想

今回初めて、オリジナルのコーヒーを作ってみたのですが、リラックスできるように「スッキリ飲めて、香りのいいコーヒー」を目指して試行錯誤してみました。

特に、リラックスできるように、コーヒー独自のキツさの「苦味・酸味」を両方感じにくいようにこだわって作りました。

その結果、ゲイシャの独自の香りと同時に、どこか土っぽさを感じる面白いコーヒーに仕上がったと思います。

今回、目指したような香りを楽しむコーヒーという点では、まだまだ面白いことでできそうなので、皆さんからの評判が良ければ、もっと面白い香り重視のコーヒーをまた作ってみたいと思います。

ワインの香りがするような豆や、本物のシナモンのような香りの豆も発見し、もっと作ってみたい欲求が湧いてきました。

ぜひ、飲んでみた感想をくださいね。

それでは、グットニートコーヒーを楽しんでください。

君も、グットニートにならないかい?