旬のうちに読もう
本を読むのが好き。。。なのですが、買ったまま寝かせてしまう、いわゆる「積ん読」にしてしまっているものも多々。
夏に「積ん読」歴が長すぎる本は思い切って処分しましたが、「読みたい本を入手すると安心してしまう」という自分の欠点を再確認させられた気がしました。
(新しい持ち主のもとで、よき本生?を送っていることを願う…)
そんなこともあり、さらにこの頃はあまり集中して本を読めない状態だったこともあり、本の購入を避けていました。
が、久々に読みたくなった本をポチっと。
それがこちら。
著者の羽仁もと子さんは、母が定期購入していた「婦人之友」で若いころから知っていました。
明治生まれ、日本ではじめての女性ジャーナリスト。
そしてご夫婦で「自由学園」を創立した人。
さらに、「家計簿」の考案者。
私が知っているのはそんな程度の知識ですが、「くらしを豊かにする」という意志のもとに活動された方、と認識しています。
羽仁もと子さんが作った「婦人之友」は、まさに「くらし」をテーマにした雑誌。
古風な佇まいのその雑誌は、中を覗くと意外に(失礼!)素敵なインテリアやお料理のレシピなどが満載で、母のものをパラパラ眺めるのを楽しみにしていました。
「婦人之友」を買うことはありませんでしたが、そこから派生した「かぞくのじかん」は、私もよく購入していました。
「かぞくのじかん」は、子育て世代向けで、仕事と家庭をどう両立するかなど、忙しい家族に向けて、丁寧なくらし方を提案する雑誌でもあります。
「丁寧なくらし」という点では、「婦人之友」と同じテーマと言えるかも。
メインの特集はだいたい決まっていて、「お金の管理」「家の片づけ」「スケジュール管理」「こどもの教育」などが定番。
子育て世代が直面する現実的なテーマを、具体的に解きほぐしてくれる雑誌(しかも写真がすてき!)なので、何度読んでも役立つ情報が多いし、なんなら眺めているだけでも満足でした。笑
その巻頭に羽仁もと子さんの文章が載っていたのです。
暮らし方や、子どもの教育についての、わかりやすい簡潔な文章。
スッと頭に入ってくる感じがとても好きでした。
羽仁もと子さんの文章を読むと、明治生まれの女性が書いた文章なのに、今の時代を生きる私たちの心にも十分に響くことの凄さを感じます。
時代は変わったとしても、くらしの真ん中の部分は変わらないのだなぁ。
そんなことをしみじみと思っていました。
さて、手元に届いた本。
まだ読んでいないのだけれど、これも「読みたい!」の気持ちが旬のうちに読まないと、再び「積ん読」化する恐れが……
いやいやいや、それは避けたい。
大事な本は、ちゃんと大事に読みたい。
ということで、この連休の間に味わおうと思います。
本を楽しむ時間、大事にしたいなぁ。
何か楽しいことに使わせていただきます!