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40代でリ・デザインする自分のミライ -1-

この作品は、筆者が受講した宣伝会議社が主催する「編集・ライター養成講座」での卒業制作に、加筆修正したものである。


この先どうやって生きていこうか? 

今の40代、いわゆる団塊ジュニア世代といわれ、全世代中でも人口が多く、社会的に影響力がある世代といわれる。働き盛りの40代。確かに自分なりには頑張って働いてきた。人間関係や仕事の悩みもあるが、必死にやれば仕事だけなら何とかやれそうな気がする。だが、仕事以外の悩みもたくさんある。家のローンが残っている。子供の養育費もまだまだかかる。老いた親の介護が必要。
自分の体調も変わり、やれ腰が痛い、腕が上がらないとか。お酒も翌日残るようになった。若い頃はあんなに平気だったのに。
四十にして惑わず? とんでもない。いろんなことに惑いまくっている。
平均寿命が延びて、体を壊さず80才ぐらいまで生きたら、まだ40年くらいある。定年が65才まで延びるなら、少なくとも、
あと20数年は働かねばならない。
つまり、人生としても会社員としても、あと半分残っている、折り返し地点だ。
しかも最近では、「人生100年時代」というトピックまで、世間でもてはやされている。
80才よりさらに先があるならば、もはや先が長すぎてイメージも湧かず、思考停止。

果たして、今の延長線上で、この先やっていけるのか?
最近、社会の変化は著しく、ワークスタイルやライフスタイルも変化の速度が増しつつある。
そんな状況で、今の会社、今の仕事だけで大丈夫なのか? 家族のこと、自分のことをどう考えてやっていけばいいのか、思い悩む。
ちょうど人生の折り返しならば、一度、ここで立ち止まり、この先について考えてみようではないか。
未来を考えるために、二人の生き方に着目する。 

一人目は作家・ジャーナリストの佐々木俊尚氏(56)。「キュレーションの時代」など多くの著書がある知識人で、彼の豊富な経験に目を向ける。二人目は、劇作家の前園ノリゾウ氏(44)。リアルな40代の今を覗いてみる。
彼らの生き方を通して、未来への手がかりを探る。

【続きます】

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