ドラゴンボール超 スーパーヒーロー【ネタバレ有り】

公開日初日に家から一番近いシネコンの一番早い時間に観に行っちゃいました。公開日初日に映画を観に行くことはほとんどなく大体は上映2週間後の平日レイトショーで観ることが多いので、一番デカいシアターがパンパンになってるところで観るのがなんだかんだ新鮮でした。

そんなことはさておき、まずはOPの感想
一言で言えば「なんかディズニーランドみたいだな」と思いました。最初のパステルカラーの配色で西の都(?)を映したところがモンスターズインクのライド&ゴーシークの中に入ってすぐの世界地図っぽかったし、機械の照準目線で街を映してる感じがスターツアーズっぽかった。でも何よりそう思わせるのはやっぱりフルCGのぬるぬる動く感がピクサー映画っぽかったからかな。 
 そしてレッドリボン軍(レッド製薬)に移るんだけど、マゼンタ(レッドの息子)は完全にレッドを踏襲している感じで踏み台を使って社長室の外を見つめているのがまんまだった。でもドラゴンボール無印のブラック補佐ポジションのカーマインはレッド総帥に忠実な部下いうよりは仕事のできる秘書みたいな立ち位置で、元々のレッドリボン軍では赤と黒で色としては相対するイメージのある色で結局裏切りがあったけど、マゼンタとカーマインで同じ赤系統の色なのは一蓮托生である感じがあって関係性にもあっていてよかった。
ドクター・ゲロの孫のドクター・ヘドの家系図が出てきたとき、嫁こんなに可愛かったんだと思ったけど見終わったあとに調べたらゲームのオリジナルキャラクターだってわかった。でも16号に似た死んだ息子がいたっていう設定があったけどそれ以外に子どもがいたんだな〜。その辺はうまくぼやかしてたけど。

場面が移ってピッコロの家でピッコロと修行するパンちゃん(3)のシーン。パンちゃんの全部の攻撃を受け流すピッコロ。でも当たりそうになって近くの岩にパンちゃんを投げ飛ばすピッコロ。3歳の子どもに何をしてるんだ!と思った。悟飯ですら5歳だったのに。修行が終わってピッコロにミネラルウォーターをあげるパンちゃん。ナメック星人は水しか飲まないから美味しいお水が好きなんだね。かわいい。
ぱんしってるか ぴっころはみずしかのまない 

ビーデルさんは格闘技教室の先生をやってるらしい。”世界を救ったヒーロー”のミスターサタンの娘の格闘技教室は授業料はいくらなんだろうか
第27回あたりの天下一武道会にはビーデル格闘技教室の生徒が参加してたりするのかな。ビーデルさんは超能力さえなければ確かチャオズと同じぐらいの戦闘力だったと思うし。

いろいろあってガンマ2号と戦うピッコロ。
攻撃とともに文字が出るアメコミみたいなガンマ2号、観てる側だけの演出かと思ったら文字はピッコロにも見えてるみたいで笑ってしまった。
この映画の全部に言えることだけど、戦闘シーンの間に挟まるギャグがレッドリボン軍編の頃のドラゴンボールっぽくてそれがめちゃくちゃ良かった。隣の席に座ってた親と一緒に観にきてる大きい人が、それに怒ってたけど。"たたかい"が観たいらしい。この辺は公開日に観にいって少し失敗。いや隣の人が悪いわけじゃないけどね。人が多いときに行けばこのぐらいのことは起こりうるし。

そんでレッドリボン軍の作戦に便乗して悟飯を覚醒させようとするピッコロがめちゃくちゃ悪い顔をしてた。大魔王が少し顔を出してた。自分は大魔王じゃなくてただのピッコロって言ってたけど。でもそれにノリノリのパンちゃんがかわいい。
ピッコロの作戦が成功して悟飯がまた究極(アルティメット)になれたときは不覚にも声が出そうなぐらい興奮してしまった。やっぱ悟飯は超サイヤ人じゃなくてアルティメット状態が一番かっこいい。 

それからいろいろあってセルマックス(バカでかくて赤いセル)と戦うんだけども、ピッコロの新しい形態(作中の言葉を借りればオレンジピッコロ)は顔が怖すぎてどうにかなんねえのかなと思った。もうマジで色がちょっと黄色っぽいだけでただの超ナメック星人スラッグ。てか色が黄色いから本当はオレンジピッコロに超ナメック星人っていうワードを使いたかったんだろうけど、超ナメック星人は「本来善の心しか持たないはずのナメック星人が悪の心だけ持って成長したナメック星人」だって言われてるから今のピッコロには合わないしいいワードが思いつかなかったからギャグに逃げたんだろうな。マジでこの映画唯一と言ってもいい駄目なところはピッコロのデザインと名称。でもクリリンに言われてデカくなったところはドラゴンボール無印を受けててめちゃくちゃ良かった。
ピッコロがやられそうになって悟飯がさらに覚醒したところもすごく良いんだよね。
たぶん名称をつけるとしたら身勝手の極意”究極(アルティメット)”だろうね。

悟飯とピッコロの師弟関係がすごく良い。悟空と亀仙人の師弟関係とも近いけど、師よりも大きく戦闘能力の差が開いても、師として尊敬できる人であるということがただ戦い方を教えるだけじゃなくて人間として成長させていたことを示してて好き。ピッコロから「かめはめ波でもなんでもいいから倒せ」って言われて密かに練習してた魔貫光殺砲でセルマックスを倒すのもかなり良い。師匠が編み出した技を完璧に信用してる感じがする。

あと、最後の最後まで悟空とベジータに頼らなかったのが、ブウ編で悟空が言っていた「わけぇもんに託さなきゃ」みたいなことを踏まえてやってる感じがして熱い気持ちになった。でも悟空とベジータは絶対に来れない状況になってるんじゃなくて”修行に夢中”っていう理由なのが二人らしくてマジでよく分かってた。

あと、スーパーヒーロー好きなはずのドクター・ヘドは悪いやつじゃないとオチで言われてたけど、冒頭で囚人を爆弾で殺してるしそれよりも前にいじめてきた奴は謎の死を遂げたと言ってたから立派な悪人だろ。

ピッコロのデザインはなんとかしろ。

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