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10ヶ月でTOEIC550から850に上げた勉強法まとめ

2020年10月から2021年8月までTOEICを勉強してスコアがぐんぐん上がったので、その記録をこれからTOEICに挑戦する皆さんに少しでも伝えられたらなと思っており忘れないうちにまとめます。

仕事の拘束時間が長いので、「2ヶ月で800点!」みたいな感じではなく、まとまった時間の取れないサラリーマンの方が向いているのかなと思う長期間で確実に高得点を目指す勉強法だと思います。

TOEICで高得点を取るとはどういうことなのか調べながら勉強をしたので勉強法云々の前に戦略を頭に入れて臨むと高得点を取れるようになると思います。

1.勉強のペース・目標スコア・勉強指針

勉強のペース

平日:1〜1.5時間
休日:2〜3時間

結局これを超えるような勉強量はできませんでした。
勉強計画を立てるとき、「2ヶ月で800点!」とか「1ヶ月で300点アップ!」みたいな情報に当たると思うんですけど、そういった方の情報をしっかりリサーチすると皆さんすでに留学の経験があって元々高い英語力がある人や学生の夏休みの間など時間がたっぷりあるときに1日8時間の勉強を1ヶ月みっちりやるなどでした。社会人には非現実的なので短期勝負は初めから考えていませんでした。

目標スコア

2020年 10月 勉強スタート
2020年 12月 650点越え
2021年 3月 750点越え
2021年 7月 850点越え

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Oxford University PressがTOEICの勉強をする生徒を教える英語教師向けのガイド(A Teacher’s Guide to TOEIC® Listening and Reading Test Preparing Your Students for Success)の中でスコアアップのために何時間の勉強が目安になるのか記載しています。これによると550から850に上げるためには725時間必要なので1月45時間勉強したとしても16ヶ月かかってしまうことになります。これは勉強し始めて1ヶ月で550から650になったのでそこから500時間必要ということで計算をし直しました。そうすると11ヶ月必要2021年10月に850点に到達しそうだということがわかりました。
550から650へすぐに上がったので自分の頭脳のポテンシャルを信じて2021年の夏には850超えるように頑張りました。

勉強の指針

テスト終了後必ず自己分析をする
必ず毎日英語に触れる

自己分析はかなり重要なことだと思っています。TOEICは特に試験問題が回収されてしまうので、特にスコアが低いときは試験終了してからどんな問題をどう解いたのか、どんなペースだったのか気にしないままただなんとなくテストをしてしまうと思います。
必ず試験中問題を解くペースをメモして、終了したらすぐにテストの問題で分からなかった箇所とどんな問題だったのかをメモするようにしました。
またyoutuberさんがその日のうちにTOEICの反省動画を出してくれるのでそれも見るようにしていました。

英語は聴覚からでも視覚からでもとにかく脳に毎日インプットするようにしていました。とにかく日本語だけの日を作らないようにしました。

2.勉強の目標・心構え

TOEICを趣味にしている人は満点を取るということが目標になっている方もいると思うのですが、僕は以下を目標にしました。

英語コンテンツから情報を取ることができる

ニュースや新聞など英語コンテンツから情報をインプットして理解できるようにするのを目標としました。
これは個人的な感想なのですが、言語を介して何かをしていて、僕のように言語をツールとして使いたい人にとっては言語そのものの勉強はある程度使えるようになったタイミングで早めに切り上げた方がいいと思っています。
1時間長文読解のTOEICの問題を解いても新しい情報は手に入らないので、その時間でニュースを読んだりした方が有意義だと思っていて、ただの勉強の時間はなるべく少なくしたかったです。

3.使用した教材とレビュー

実際に1年間で使用した教材です。これ全部やったらどんな人でも700点確実に超えるんじゃないかなと思ってます。

リスニング教材

リスニングは初めて受験した時から相当できていたのであえてTOEIC用のリスニング教材は選ばず、自分が楽しく興味の持てる内容の英語を聞きまくることにしました。普通のニュースではなくテック系の最先端のニュース好きなのでこのpodcastを選んでます。聴き始めた1年前は1倍速でも何言ってるかわからなかったんですけど今は1.8倍速で聴けるようになりました。

日本語と英語パートがあってテック系の世界中の時事ニュースを丁寧に説明してくれるのがいいです。
日本語と英語ぐちゃぐちゃのまま話が進みます。最新の論文からの出典がほとんどです。

リーディング教材

リーディングは特に得意なパートはなくて全体的に壊滅的だったので、1から全てを鍛え直す気持ちで教材を選んでいます。全部2〜3周していると思います。

part5&6と書いてますがほとんどpart5です。紛らわしい単語の用法の違いなども書いてあり、550〜700くらいの時に使っていました。文法、構文、単語の基礎力アップに役立ちました。

ひたすら長文を読み続ける教材です。650〜750の時に使っていました。キーワード探し、推測、クロス問題などpart7の問題の種類が分類されて固めて出題されるのでpart7が漠然とできない時に何が本当に苦手なのか分析するのに重宝しました。

言わずもがなの王道単語帳だと思います。650〜770の時に使っていました。本当に出る英単語しか載っていないです。難単語も含めて全て覚えるくらい気合い入れてやっていいと思います。

これもTOEIC教材といえばこれというくらい有名な教材だと思います。750〜850の時に使っていました。

これは英語で書かれた短いニュースなのですが、timesやwiredほど長い文章じゃなくてTOEICの語数に近くてちょうどいいんですよね。750〜850の時毎日お風呂に入る時にのぼせるまでにタイムアタック的な感じで読んでいました。

模試

模試は2冊購入しました。全体通しの模試とリーディング特化の模試をやっていました。

650〜750の時にやっていました。問題を解くペースになれるのに活躍しました。マークシートの選択肢が"A,B,C,D,勘"という5択でどれをわかって解いたのかどれを分からず解いたのか分析することができてかなり面白かったです。

750〜850の時に使っていました。リーディング全てを満遍なく解くトレーニングをしていました。かなり難しい内容なので700点以上取れている人じゃないと効果なさそうだなという感じです。

4.スコアの軌跡

実際に僕が1年間でどういう勉強をしてどのくらいどこに効果があったのか当時に自己分析をもとに記していこうと思います。

TOEICスコアの推移

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