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ナノ単科サイトを「Studio」に移管して約1年運用してみた

この記事は、GLOBIS Advent Calendar 2024 の15日目の記事です。

はじめに

GLOBISでデザイナーをやっています竹ノ内です。
2年少し前に「ナノ単科」(英語版:「nano-MBA」)というサービスをローンチしました。
普段はナノ単科の学習ポータル周りのデザインをしていますが、⁨⁩ナノ単科の公式サイトを「Studio」に移管して約1年が経ったのでその運用について書いてみたいと思います。

「ナノ単科の公式サイト」はこちら👇

「Studio」についてはこちら👇

背景

ナノ単科の公式サイトを「Studio」で運用する前は、エンジニアさんに開発していただいてたのですが、そもそもなぜ「Studio」に移管する経緯となったのかを説明します。

理由は大きく3つです。

  1. 新科目追加などで、突発的に大きな工数が発生し、その際に開発サイドの工数確保やスケジュール管理が難しかった

  2. 集客面で細かい改善をする必要があったが、サービス開発との兼ね合いで、工数確保とやる/やらの意思決定が難しかった

  3. 開発サイドの業務委託比が高く、毎回担当が同じではないため、キャッチアップやコミュニケーションが難しかった

ナノ単科は、6週間のオンライン学習を提供するサービスです。
1年を4期に分けて開講するため、授業スケジュールなどを細かく変更する必要があります。
また、現在7つある科目も順次開発し、科目用専用ページを作成しているため、一般的なサービスサイトに比べて変更・ページの増設が多い特性があります。

加えてチームの特性や集客面の改善が細かく求められる状況もあり、非常に開発・運用がしづらかった背景があります。

結論

さて、その公式サイトを「Studio」に移管し、約1年間主にデザイナー陣(ビジネスメンバーにもサポート・運用いただいてます、ありがとうございます!)で運用してみた結論ですが..

めっちゃいい

と個人的には感じます。 
もちろんエンジニアさんにコード書いてもらう方法よりは制約が多く歯痒い時(後述)もありますが、トータルとしてはコスパ高く開発・運用できるようになったのではと思っています。

【めっちゃいいpoint1】 開発サイドの工数削減

チームのエンジニアリーダー(Hさん)にもヒアリングしましたが、最もかかっていた月で数十時間、お金に換算で数十万かかっていた コストがかなり減ったと伺いました。
もちろん代わりにデザイナー工数は増えましたが、一度運用に慣れてしまうと月平均で数時間、数万円で運用できます。

【めっちゃいいpoint2】 シンプルに「Studio」楽しい

デザイナーとして「Studio」の開発はとても楽しいです。
自分達で作ったデザインを細かく再現できますし、デザイナースキルとして「Studio」の構築・運用はニーズは高まっていると感じるので、市場価値アップとして正直「おいしい」経験です。あざっす。

【めっちゃいいpoint3】 誰でも簡単に変更できるのすごい

ビジネスメンバーでもサイト内の情報を簡単に変更できるのが助かります。
サービス特性上スケジュールの変更など定期で細かい変更が多く、開発やデザインではないメンバーがサクッとその辺りを変更してくれることで、よりローコスパかつスピーディな運用ができるようになりました。
<いつもありがとうございます!>

個人的な愛と偏見での「Studioの便利機能3選」

「Studio」の回し者でもないですが、個人的な愛と偏見にまみれた「Studioのここが好きだよ」3選を紹介します。

・直感的でわかりやすいUIの 「Design Editor」

初めて使う人でも迷わない操作性が魅力です。視覚的にデザインを編集できるので、効率的に作業を進められます。

・抜群の費用対効果 「柔軟なCMS機能」

充実で柔軟なCMS機能があるため、ライターさんやマーケ・ビズメンバーなどがエクセルを操作するかのようにサイトの情報を編集できます。鬼神。

・結局いつも助けられてる 「Studio Community Japan」

国産のノーコードツールである「Studio」はヘルプ機能や日本語コミュニティも充実しています。ユーザー同士で使い方について意見交換や質問をする場が開放されており、ここの情報にいつも結局助けられています。

「Studio Community Japan」はこちら👇

公式へ届け!「Studioに期待すること3選」

なんだか乗ってきたので、個人的に「ここがもっとできたらいいんだけどな〜」3選を紹介します。

・ABテストや詳しいアナリティクス機能

サイト内に表示する情報をABテストしたいなーという時があります。さらにいうとその結果や、そもそもサイトのどこがどのくらい見られて..というヒートマップ的な分析が「Studio」内でできればアツいです。

・全体的な動作スピード安定化

「Studio」で公開したサイトの表示、読み込みスピードの改善を熱望しています、さらにいうとデザインエディター上でのフリーズや操作遅延も発生するのでこの辺りの動作全体のさらなる安定化を期待します。

・外部のDBと接続や自動更新

例えば、申込数がX人になったらそれをトリガーに情報やセクションを表示するとか、または外部システムで取得したデータを紐付けてリアルタイムで更新するとか。これができるとめちゃくちゃ便利になります。
(おそらく難易度は高いと思いますが)

まとめ

色々と書きましたが、結局のところ個人的には「Studio」が大好きです。

世界を見れば、FramerやWixなど有名なノーコードツールは他にもありますが、国産ツールであることで、英弱な自分にとって細かいところが扱いやすく、これからも応援&愛用したいと思います。

「Studio」のこれからの発展を楽しみにしつつ、「ナノ単科」もより成長できるように頑張ります。

さて、「ナノ単科」は通年で受講生絶賛募集中です。
応募はこちら👇のサイトからどうぞ!

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