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日本人にとっての「柱」とは?

注)「鬼滅の刃」の話ではありません😆





先日の「まほろば」講義のレポで

「柱を立てる」ことについて、後日語ります。

と書きましたが、今日は私たち日本人にとっての「柱」とは? ということを考えてみようと思います。
 
 

神様と柱の関係


 
先日の杉浦多恵先生の講義では

「柱を立てる=中心軸的世界観」

ということで、この考え方が

【日本精神を支える型の本質】

と言われていました。
 
 
 
神様を数える時の“単位”は、「柱」と言います。
 
 
知ってましたか?
 

 
一人、二人……ではなく、一柱、二柱……と数えます。
 
 
そもそも、日本の神様は“人の形”持つ方たちだけではないですからね😉
 
 


そして、「神様は御柱を“依り代”とする」という考え方があります。


 
先月私もお詣りさせてもらった諏訪大社の「御柱」などは分かりやすい例ですが、祭殿の四方に、すっくと柱が立てられています。


諏訪大社の周りにある神社は、どんな小さなお社でも、四方に御柱が立っていました


 
 
「御神木」というのも、柱の一つといえます。




また、日本家屋では「大黒柱」という、その建物の軸を成す柱を立てます。
 
 
ここから、家族を支える人を「大黒柱」と例えたりもします。
 
 
 
古事記には

【底つ石根に宮柱ふとしり……】


という言葉が何度も出てきます。
 
 
これは「柱をしっかり立てて国を治めなさい」というようなシーン。
 
 


私的にこの「宮柱~」のセリフが一番印象に残っているのは、

オオナムチ(のちのオオクニヌシ)がスサノオのところへ行き、スサノオが吹っ掛ける😅試練を様々な形で克服し、スサノオの娘のスセリビメと駆け落ち(!?)しようとした時に、スサノオがオオナムチに向かって
 

「ウツシクニタマ(大国主の別名)となって、わが娘スセリビメを正妻として、宇迦の山のふもとに、地底の岩盤に届くまでの宮柱を立て、高天の原に届くほどの千木のある屋根の宮殿に住むがいい」

日本人のこころ 10出雲~『古事記』(5)大国主の成長物語より引用(https://www.kogensha.jp/news_app/detail.php?id=8064)


 
と、言い放ったシーンですね。
 
 


大祓祝詞にも「宮柱太しく立て」という言葉は出てきますが、

これだけ、私たちは大昔から「柱を立てる」ことを大事なことと考えてきたのです。
 
 

《余談》西洋での「柱」の意味は?




ちなみに、日本語の「柱」に込められているこの意味、西洋ではどうなのかと思って調べたら、

英語の「pillar」には似たような意味もあるのですね。


・a person who is a chief supporter of a society, state, institution, etc.:
 
・a basis or support:
 
・a core tenet, belief, or religious act, especially in Islam:

(https://www.dictionary.com/browse/pillar より抜粋) 


自分の中の柱(軸)にも、髪は宿る。



 
とはいえ、「柱に神が宿る」というのは、日本ならではの考え方。
 
 
心の学び、スピリチュアルや自己啓発の学びでは、「自分軸」という言葉がよく使われますが、

言い換えると、「自分軸」は自分の中心となる柱。
 
 


そして、自分の中にある柱にも自分という神様、自分の核(コア)があるということです。


 
 
自分軸、自分の柱をしっかり持って、これを意識して生きるということは、自分の神様と繋がるということ。
 
 
 
自分の柱をまっすぐ立て、地と繋がり(グラウンディングし)、天と繋がる。
 
 
今年は今まで以上に、そんな「柱」を意識した生き方が大事になってくる気がします。
 
 
 

 「自分の柱」を太くしたい方へ



 
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2023年5月21日スタート予定。
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