「初めての転職」の前に、初めての「退職」

「広報をやる」という目的のため転職活動し、何とか内定をもらったコウタロウ。10年以上務めた大企業を辞める、というプロセスに臨みます。

会社には、転職すること、また退社の時期を「決定事項」として伝えました。これは転職経験者の友人や後輩から異口同音に出てきたアドバイスでした。個人的な意見ですが、転職の話を会社に相談ベースですると、こじれる印象があります。残ってほしい会社と、次を見ている転職予定社員の間には埋められない溝があります。「多少の摩擦は覚悟しつつ意思を通し、引継ぎ書はしっかりと作る」ことが大切かもしれません。


転職先は、瀬戸内を主な拠点とするオーナー企業で業界ではそれなりに存在感がありますが、当時の会社と比べると売上高は10分の1くらい、知名度にはそれ以上の開きがあるでしょう。周りからは色々な反応がありました。
まず妻です。ずっと相談していたので反対意見は無く、むしろ引越しが必要なので単身赴任も覚悟したコウタロウに「家族で付いていく」と言ってくれました。後で聞くと「いつか辞めると思ってたし、私も働いているから不安はなかった」とのこと。ありがたかった。。
父はネガティブな印象。「転職でステップアップしたやつを見たことがない」と、言い合いのようになったことも。ただ最後は「家族を路頭に迷わせたらダメだぞ」と、親心(爺心?)からの心配だったのでした。
会社の一部の、ゼネラリストの鏡のような方々からは「ここで活躍できないのに」とのご意見をいただきました。一方の私は興味のあることしかできないタイプですので、噛み合うことは無いのかもしれません。
応援してくれる人もいました。ある後輩からもらったメールは嬉しすぎてGmailに転送しました笑

こうして引継ぎや引越しに追われつつ、広報担当としての誕生日に向かい進んでいったのです。

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