父親のバイト、幸せな人生

60代後半の父が「ちょっと並べ方を変えるだけで全然違うんだよ!」と楽しそうに話すのを見て「凄いな」「羨ましいな」という二つの感情が浮かびました。

最近、売店でバイトを始めたようで、商品の置き場所や見せ方を工夫し、どうすれば売れるのかトライ&エラーを繰り返しているとのこと。現役時代の仕事と比較して「こんなのやってられない」「どうせバイトだし」などとは考えず、
「商品陳列を工夫する」
→ 「顧客の利便性が向上する」
→ 「売上が上がる」
という本質的なサイクルを作ろうとしている。恐らく、売上が上がっても時給やポジションに大きな変化は無いのではと思います。にも関わらず創意工夫しながら本質的な課題に取り組むのは、習慣化されていることに加え、そう働くのが父自身楽しいからなのでしょう。

最近コウタロウは、前田裕二さんの「メモの魔力」を読んだ影響でちょっぴり自己分析しているのですが、何となく見えてきた人生の目標が、たまたま「どんな立場、状況でも本質的な仕事をする」でした。本質的な仕事をしている時に自分の働きがいが最も高く、幸せな状態だと気付いたからです。

ただし、本質的な仕事は時にめんどくさい。学びは不可欠だし、取り組むまでに時間が掛かることも。今までも本質的な仕事を目指しながら、何度も途中で挫けました。なので自己中心的なコウタロウは「本質的な仕事をする」 = 「自分の働きがいが高く幸せな状態」に気付くことで、挫けそうな時に自分をモチベートし易くなりました。

そして高齢者と呼ばれる歳になっても「どんな立場、状況でも本質的な仕事をする」を実践している父の姿を見て、目標の実現イメージがかなり具体的になりました。父親と前田さんの奇跡のコラボに感謝です、ありがとうございました。
おやじ、これからも頑張って陳列してね!

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