少し体を鍛えてみると、「他人から見た自分」に気付けた
ガリガリだった私、週に一度の筋トレを始めて2年以上経ちます。当時は転職直後で知識の習得やら会社についての情報収集やらで頭ばっかり使っており、体のケアが疎かだったので少しでもバランスを取るために始めました。
気分転換も兼ねて自宅でチューブや自重を使い、一時間ほど行います。ハマっていた時は週2~3回やっていたこともあるのですが、負荷をかけ過ぎて体を痛めたこともありここ1年は週一のペースに戻りました。
この頻度では所詮「バキバキのマッチョ」とは程遠く、何もしてない頃と比べれば変わったかな、というレベルですが、とにかく体は変化しています。
つい最近、鏡に映った姿がずいぶん逞しく見えて、我ながら驚きました。いよいよ、「インスタとかで見るカッコイイ体」になれたのか!? 自分じゃないみたいだ! とテンションが上がる私。
ただ「待てよ・・」と冷静な自分が顔を出します。念のため別の場所にある鏡で見ると、そこには「あれ、こんなはずじゃないんだけどなあ??」という表情の、痩せ型36歳のオッサンが映っていました。そうです、最初の鏡は光の強さや角度などの関係で実態より遥かに「盛れてた」だけなのでした。
・
考えてみると、「他人から見た自分(評価)」にも同じことが言えるのかもしれません。自分では「仕事ができる!」と思っていても、それは組織としての仕組み(鏡の話でいう光の強さや角度)が完成されていて、そこにいるだけで自分の実力以上のものが発揮できる状態なのかもしれない。
また、「評価のポイント」にも同じような面があって、例えば私の体は、肩幅はそこそこあるのですが、胸板は薄い。正面から見るのと横から見るのではイメージが大きく変わります。
自分がいつも見ている「正面から見た姿」を前提に話をしても「横からの姿」を大事にする人は評価しておらず、噛み合わない。
同じ人間でも、状況や見え方によって大きな差が生まれるってのは、これか~ と実感しました。
・
正直なところ仕事をするうえで「評価者がどのような点を大切にしているのか」は考慮せずガムシャラに取り組んでいました。「結果を出せば良いんでしょ?」的な感じで。
でもこのやり方だといつの間にか自己評価と他己評価が大きく乖離してしまうことも。何より、働き方が自分本位になってしまう。(ようやく最近)それではダメだな、と感じていたところだったので、鏡に映る自分で答え合わせができました。
よく、「他者の視点」とか「客観的に見る」とかの重要性について語られていますが、実行するのは難しいですね。
改めて会社や評価者が大切にしている価値観を知ることから始めるとともに(今さら)、他者からの見え方も意識してみようと思います。さて、今日も筋トレするか。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?