スリッパに教わったフェイクニュース

新幹線での移動の際は、もっぱら携帯用スリッパを持参、愛用しているのですが、他に使っている人は少ない。飛行機ではみんな使ってるのに。新幹線で使わない理由を考えてたら、気付いたらフェイクニュース拡散の仕組みに思い至っておりました。

【携帯スリッパ、飛行機では使うけど新幹線で使わない理由(推測)】

①備え付け・・・飛行機は既に用意されている。
②室内感・・・飛行機の床はじゅうたんタイプで、しかも搭乗時にはタラップを通るので「外にいる感」が少ない。
③密室感・・・飛行機は目的地までは密室なのに対し、新幹線は経由地で都度ドアが開く。

そしてこれを(多少ドヤ顔で)奥さんに話したところ、「その話、前聞いたよ、しかも③は私の意見だよ」。。。何と、奥さんからの意見を奥さんに話していたのです。しかも、無自覚。人間の「記憶」や「意見」は、思っているより曖昧なのだと痛感しました。

【ノーガードが危ない】
なぜここまで見事に思い違いをしていたのか考えてみました。恐らく奥さんと会話している時、コウタロウの情報に対するフィルターは限りなくゼロに近く、ノーガードでどんどん情報を取り入れていた(ようだ)。ここでもう少し思いを巡らせてみたら、SNSで友人や、好きなインフルエンサーの投稿を見ている時も同じようにノーガード状態な気がして、ハッと気付きました、そうです、フェイクニュース。これが猛威を振るったという話を聞いた時は正直、「本当に信じる人いるのかな??」と感じましたが、SNS上でノーガード状態で接したら染まってしまうかもしれない。

テキスト情報に加え、最近は映像とテロップをテンポ良く見せてくる動画もありますからね、あんなの破壊力抜群ですよ。そして最初の発信者が騙すつもりなのに「あなたの役に立つよう発信します」的なスタンスでカモフラージュしていたらもうヤバい。次にそれを拡散する人は本当に善意でやってるでしょうから、それを受けてコウタロウも引っかかるかもしれない。

他から得た情報をあたかも「自分の意見」のように錯覚し、発信することを体験した以上、時には「自分のこの意見、本当に心から思っているかな?」と自問することにします。

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