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野良犬(たち)に追いかけられた37歳、2児の父 ~めっちゃビビった~

背筋が寒くなり、夢中でペダルを漕ぎました。サイクリング中、野良犬たちに追いかけられたのです。37歳、2児の父、必死に逃げました。

道を間違えたのがきっかけ

暖かく、風も無い絶好のサイクリング日和。気持ちよく走っていました。

大通りを避け裏道を進むと「あれ、いつもの景色と違う」。うっかり道を間違えていました。しばらく進むと、行き止まりの様子。そして同時に目に入ったのは、佇む2匹の野良犬でした。

黒いのと白いのが、こちらを向いている。しかもけっこう体が大きい。どうやら彼らの縄張りに入ってしまったようです。視線が交錯します。

別に荒らしにきたわけじゃないんだよ、道を間違えただけなんだ

と心の中で話しかけるも、通じるわけはない。ヤバい感じだ。。

侵入者認定される

彼らは立ち上がり、こちらへ向かってきます。案の定、侵入者認定されたようです。

どうしよう。距離はおよそ10メートル。こちらは自転車に跨り、正面から対峙する形です。

真っ先に頭に浮かんだのは「狂犬病が怖い」。

犬を飼っていたこともあり、犬そのものに対する恐怖心はありませんでした。しかしある時、狂犬病にかかった人の映像を見てからは「犬」というより「野良犬」、そして狂犬病に対して恐れを抱くようになりました。

もしも噛まれて狂犬病になったら大変だ!

「犬は逃げるとますます追ってくる」というけど。。。
こちらはマウンテンバイク、スピードは出る。

さて、こんな時、あなたならどうしますか??

私はですね、一目散に逃げ出しましたよ。37歳、2児の父ですよ。

相手のスピードが上がる

結論から言うと、通説は本当でした。

こちらが逃げると知った瞬間、奴らのギアが明らかに上がりました。大きな声で吠えながら追いかけてきます。

黒いのも白いのも、水を得た魚のように躍動し、猛然と迫ります。

その様子といったら、私にとってはもはや地獄の番犬、ケルベロス(頭が3つある、めっちゃ怖いやつ)レベルの恐ろしさ。

ウォォォオオオオオ 逃げろ~~~!!!!

とにかくやる事は一つ、ペダルに力を込めること。しかし、奴ら思った以上に速い! 4本足の加速力ヤバい。。見逃してくれよ!

追いつかれ、噛み付かれる自分を想像し、背筋が寒くなりました。

必死に漕ぐこと約50m、ようやく奴らの縄張りから出たようで、追ってこなくなりました。

何とか、無傷で逃げ切れました。

あ~ よかっった~~~

野良犬に出くわした時は

少し調べてみましたが、やはり背中を向けて逃げるのは良くないようです。たまたま私は自転車でしたが、走って逃げていたらすぐ追いつかれたでしょう。

ただ万が一噛まれたとしても、すぐに病院に行けば大丈夫。

最悪なのは噛まれ、引き倒され、顔や首など急所を攻撃されることです。下手したら致命傷になってしまう。

それを避けるために距離を保ったまま正面から向き合い、徐々に後ろに下がる。そうして縄張りから出るのがベストですね。

子どもと一緒の時は子どもを自分の後ろにし、少しずつ距離を取りましょう。

しかし、怖かった。思い返せばもう何年も、身体的な恐怖感を味わっていなかったですね。学生の時に怖い人たちに絡まれた時の、あの感じ。

とにかく、犬は逃げると追ってくる生き物、ということを学びました。皆さんもお気をつけください!


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