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人見知りがZoomグループ飲み(知人ゼロ)に参加してみた ~しょっぱい体験で得たもの~

メンバーになったものの活動に参加できずにいたグループでZoom飲みが開催されることに。「大人数でのZoom飲み」に興味があったので参加してみました。結果的に自分の準備不足でしょっぱい体験となったのですが、せっかくなので振り返ってみました。

前段:このグループは異業種交流会的なもので、これまで何度かリアルな場でのイベントを実施していました。私は地方在住で参加できず残念な思いをしていたので、グループがどのような感じなのか「ちょっと覗いてみるか」くらいの野次馬的なノリで参加表明。当日のZoom飲みは参加者15名程度でした。

自己紹介でつまづく

参加表明の後、運営の方から会を有意義にするため「当日聞きたいことなどの提出」や「自己紹介スライドの準備」などが求められました。しかし野次馬程度のモチベーションの私は作業がなかなか進まず、結局自己紹介スライドが完成したのは開始15分前でした。

さあ、いよいよZoom飲みが開始です。

まずは、挙手制で自己紹介(人見知りにはなかなかのハードル)から。ここで驚いたのが、みなさんの自己紹介スライドのレベルの高いこと! イベントなどでの登壇経験を伺わせるものやオシャレなものが多く、自分のものが急に恥ずかしく思えてきました。

「文字はもう少し大きくした方が良いかな」「メッセージをすっきりさせよう」とその場で色々修正していたらタイミングを逸して、結局私は参加者中最後というチキン具合

挙句の果てに画面共有がうまくいかず、スライド無し、口頭で自己紹介を行いました。直前まで色々いじくったのに。。メンタル的には相当落ちた地点からのスタートとなりました。

賢いフリして発言できず

自己紹介が終わると、本編が始まりました。司会の方がトピックを提供し、それに参加者が反応していく形です。

さて。私が思うに、こういう場での発言は2種類ありまして。

一つは「自分の知っている情報・体験談を提供する」

もう一つは「テーマや他の参加者のコメントに対し興味や関心が沸いて質問する」

イメージだと、前者は「それって○○なんですよ」「へ~ そうなんだ~」的な感じで会話がすぐ終わるのに対し、後者は「○○さんの言ってたことって、つまりこういうことですか?」「そうそう、これが大事なところでね・・・」となり、盛り上がるのは圧倒的に後者だと思うのです。

私は広報の仕事をしておりインタビューの機会もあるのですが、盛り上がったり、相手の本音が聞けるのは、その場で相手から出たコメントから深掘りした内容であること(先ほどの例でいう後者)の内容が多いです。

なのに私の場合、マインドが下がってたり話の本質を掴めてなかったりすると、「とりあえず賢そうなことを言っておこう」とうわべだけの「知識、情報を与える」的な発言をすることが多くなります。

こうなると話題が自分の守備範囲に及んだ時しか発言できない。結果、司会の方が色々と出してくれたテーマに対し発言できたのは1回だけという結果に。打率でいえば0.25くらいでしょうか。相当な貧打です。。

参加者情報を把握せず

冒頭の自己紹介タイムがてんやわんやだったことで、非常に大切な「誰がどんな職種、キャリアなのか」がほとんど頭に残っていませんでした。この状態だと、テーマごとに「この場合、○○さんの業界ではどうなんだろう」「○○さんの視点からはどう見えるんだろう」というような、「話が広がる可能性のある問い」が全く浮かんでこないのです。

人見知りなので、「人見知り具合を上回る興味・関心」が無い場合、発言することがなく「ただの静かな人」になってしまいます。

参加表明してから会が始まるまでの間に参加者の情報収集や、事前のコミュニケーションを取ることもできたのに、「野次馬レベル」のモチベーションだった私は一切やっていなかったこともあり、巻き返すことはできませんでした。

離脱のタイミングも掴めず

中盤からほぼ出番もなく、自分のメンタル的にも途切れかけていたのですが結局最後まで居残っていました。ある程度のところで他の参加者の気分を全く害すことなく爽やかに離脱する人を見て「凄いな~ こんなやり方もあるんだな」と思ったものの、自分は実行できず。

「せっかくここまで参加してきたし、次のテーマで凄く有意義な話が出るかもしれないし」という、主体性のかけらもない判断基準でズルズルと。自分の時間も大切にしないといけないのにね。

分かったこと

オンラインでのグループ飲みは発言する人が画面いっぱいに登場し、発言しない人はほとんど映らないのでリアルな飲み会以上に印象の強弱がはっきりします。結果的に自分の準備不足により存在感を出すことも、自分の興味を掻き立たせることもなく、有意義な時間を過ごしたとは言えない状況で終わりました(運営の方は全く非がありません)。

今回分かったのは、リアルでもオンラインでも目的がはっきりしていないとダメ、という自分の性質です。逆に言えば目的さえ明確なら「参加する、しない」や「離脱する、しない」の判断基準にもなります。

何より大切なのは目的を持ちそこに集中することで「かしこいフリのセリフ」ではなく「自分にも周囲にも気付きを与える(かもしれない)本質的な発言」が出易くなることです。

しかしこの「目的第一主義」には課題もあります。

未経験の物事に挑戦しようとする時、きっかけは「何となく」ということも多いのではないでしょうか。この「何となく」という芽を「目的がはっきりしていないから!」という理由で潰してしまっては、自分の可能性を狭めてしまいかねません。

なので考えてみました。結論として、「参加する、しない」はノリで決めても良い。ただし決めた後に「何のために参加するのか」を考え、はっきりさせておく。この二段構えをマイルールにすることで変化の激しい時代を生きてゆこうと決めたのでした。

初の大人数Web飲みでしょっぱい思いをしたことで、今後の生き方も見えた、結果的に良かったのかもしれません! ということでまた次回、よろしくお願いします。

※素敵なトップ画像はみんなのフォトギャラリー、ごるちきさんより。ありがとうございます!

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