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2018年ベスト! 1分書評『頭に来てもアホとは戦うな!』著者:田村耕太郎

おススメ本を1分(600字以内)で紹介する1分書評、2018年に読んだ中で一番良かった、『頭に来てもアホとは戦うな!』著者:田村耕太郎。

始めから終わりまで濃密で絞るのが難しいのですが「困っていなくても、困った顔をせよ」にはヤられた、自分の中で「強さ」の概念が変わった。強気な心は奥底に隠し、周囲には常に困っているように振る舞い、力を貸してもらう。圧倒的な努力を続けて自分の実力を上げつつ、嫌いな人にでも平気で頭を下げ協力を得る、そんな人が最強だ、という内容です。コウタロウは、人が「難しい、できない」と言うことを、自分の力で涼しい顔してやり切るのが格好いいと考えていたタイプなので、こんな人いたら、強さを通り越して怖いです。

この本が「他人の力をも借りる」ことを推奨するのには理由があります。一貫して「限られたエネルギーや時間を、自分の人生の目的達成のために使おう」と訴えているのです。人生の目的が「自分の力だけで格好よく働く」ならヤセ我慢でも良いのですが、「やりたい仕事をやり遂げる」なら、嫌いな人の力だろうが何だろうが使って達成すれば良い、ということなんですね。

タイトルも凄い。「え、何?」と引っ掛かかる。これが仮に「人生の目的に集中しろ」とかだと、的確に表現しているかもしれないけど、面白そう!とは思わないですよね。
ということで色々と参考になったのです、本当にありがとうございました。

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