不安しかない、先取り不安

昨年7月に入社した今の職場。4月から新しい業務、任務となる予定で、より大きな責任(要は数字)を背負って、また多くの部下を持つ部署の責任者となる。

会社の思惑はまだ入社して日が浅い私を敢えてアサインすることで、古くからある悪い風習、空気を変えてほしいというものだ。ある程度の摩擦を起こしながら大きく舵を切ることを期待されている。

組織やオペレーションの変更アイデアはもちろんある。でもそれは今までのしがらみや慣習を無視した私の理想論だ。過去の経験から私は「こうしたい」という理想形がぼんやりと描けているのだが、それが今の会社にフィットするのか、あるいはフィットさせるべきなのかはわからない。

つまり私の理想形と現状と、様々な議論やトライアンドエラーを通して新しい組織を作っていくことになりそうだ。恐らくそこで私は大いに悩むだろう。

過去のマネジメント経験から、一番大事なことはまず、私自身がブレないということだ。到達すべきゴールは明確だが、そこに至るまでの道程である一定のポリシーがある。これが時々でブレてしまうと信用を失うし、傍から見ていると「場当たり的」とも見えるので一本筋が通ったマネジメント、組織牽引が必要だ。

今この時期にそれをどんどん先取りして不安が日々高まっている。先取り不安は私の悪癖で、「きっと〇〇と思っているに違いない」となんの根拠もない状態で自分で自分を追い詰めていくというのは非常にしんどい。自分が思うほど他人は私をネガティブに捉えてないことが多いし、逆に思わぬところでネガティブに思われていることもある。完璧な人物であるわけがないのでマネージャーなんて色々言われるのだが、これもまた成長のためのチャンスと捉えて「真摯に」これと向き合っていこう。

ここ最近自分に言い聞かせていることとして、未来は等しく誰にでも不可知であって、誰がやっても出来ないことは出来ない、ということだ。

とにかくPDCAをきちんとグルグル回して、周囲の助けを求めながら進めていくよりほかはない。ここで一番大切なのはスピード感と謙虚さだ。

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