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【感想】9割の社会問題はビジネスで解決できる -ボーダレス・ジャパン 田口一成

ずっと楽しみにしていた本をやっと読めました。とても読みやすくて平日の2日間で読んでしまいましたが、内容が詰まっていたのでもう一度読み直したいと思います。この本を通してボーダレスジャパンはやっぱり素敵な会社で本当に魅力的だと感じました。今回も感想というか自分用に内容をまとめておきたいと思います。ソーシャルビジネスのことはもちろん、それ以外のビジネスにもつながる考え方も学べたし、何より考え方が面白かったです。参考になる方いればどうぞ。


①ソーシャルビジネスの根底にあるのは稼ぐこと・事業を成り立たせることではなく、社会問題を解決するということ。

→もちろん、最終的には事業を成り立たせなけれが社会問題を解決できないわけだが、事業が成り立ってお金をいくら稼いでも社会問題を解決できていなければソーシャルビジネスとして意味がない。そのために、まずはソーシャルコンセプトをしっかり決める。それさえしっかりしていて、続けることができたら、100%成功できる。


②どんどん足を動かして実験する。

→会社の方針やルールなどもどんどん実験的に行って、その時に最善のものを選択する。社会人1年目の私にとっては、会社のルールなどがそうやって作られていくということ自体すごく面白かった。何の問題を解決したいのかも、自分にとってベストなものを探して足が止まってしまうよりか選択肢の中からベターなものを選択して行動する。


③小規模でビジネスを始める。

→いきなり事業を拡大すると、事業を回すことに精一杯になり色々なテストができなくなる。確実に成功させるための鉄則。2~3人程度の少人数で運営しているマイクロ企業はすごく可能性を秘めている。自分にとってこの規模ならグッと身近に感じた気がした。


④子供時代に自分が動けば社会を変えられるかもしれないという体験を提供する。

→この考え方は教育者に自分にとってはすごく響いた。確かに子供時代にこの経験がないと大人になってから大きな課題に積極的に取り組むなんて難しい。そしてこれは日本の教育の大きな課題でもあると思う。


⑤ボーダレス・ジャパンについて

この本の1番の肝はボーダレスジャパンという会社の作られ方や動き方、考え方が魅力的すぎるということです。国際協力などに興味のある人はすでに知っている人が多いと思いますが、一般企業に勤めている方もぜひこの本を読んでみると面白いと思います。本当にこんな会社があるんだと感動すると思います。これだけ真っ直ぐに世界中の社会問題に取り組んでいて、その上でそれを成り立たせる仕組みを作り上げたボーダレス・ジャパンを皆さんにもぜひ知って欲しいです。


最後に、この本が少しでも広まることが社会問題解決につながると思っています。その割には分かりにくい文章になってしまったと思いますが、皆さんにもぜひ読んでいただきたい一冊です。


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