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少女☆歌劇 レヴュースタァライト -The LIVE 青嵐- BLUE GLITTER 感想 #舞台青嵐公演感想

2020年12月21日から27日に開催された「少女☆歌劇 レヴュースタァライト -The LIVE 青嵐- BLUE GLITTER」に参加しました。全12公演ありましたが、25日19時の回をスタァライトシートで観劇、27日16時の千秋楽を配信で視聴しました。

スタァライトの舞台としては2019年の7月の「少女☆歌劇 レヴュースタァライト -The LIVE- ♯2 revival」以来の参加になります。本当は2020年7月に予定されていた新作舞台もチケットを取っていたのですが、コロナの情勢で延期となってしまいました。新作舞台も2021年の夏に公演すると改めてアナウンスがありましたが、先のことはどうなっているのかわからないのでなんとも難しいですね。夏ごろには落ち着いているといいのですが…。
今回の舞台は「-The LIVE 青嵐- BLUE GLITTER」と銘打ってあるよう、♯2に出てきた青嵐総合芸術院のメンバーが中心キャストとなったいわゆるスピンオフ公演です。スタァライトの舞台を見たのが先ほどの♯2再演以来であったり、ちょうど直前に青嵐がスタリラに実装されたこともあり、期待も高まります。

会場は東京都品川区の天王洲銀河劇場。天王洲アイル駅から歩いてすぐです。銀河劇場はミュージカルでよく使われる会場で、ライブで使われるような会場ではないので足を運ぶのは初めてでした。天王洲アイル駅からまっすぐ進めばよかったのになぜか川の方からぐるっと回ってしまい、Google Mapをガン見して無駄に不安になりながらシーフォートスクエアに向かいました。天王洲だと近くにfhánaのオンラインライブの会場になっていたKITENもありますね。
会場のあるシーフォートスクエアに入って最初に目に入ったのはクリスマスツリーとリース。公演がちょうどクリスマス当日ということもあり、なかなかクリスマスらしい浮ついた空気を味わうような状況ではなかったので少し嬉しくなりました。

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さて、銀河劇場に入る前に消毒液の染み込んだマットを踏み、足裏を消毒します。マザー牧場でもこんなのやったような…。手指消毒と検温をし、チケットをもぎって係の人に渡します。
そして、目に入ったのはなんとも豪華な螺旋階段!普段行くような会場ではあまり見ることがないので、それだけでテンションが上がります。格が、格が高い!!結婚式の会場みたいです。初日公演終了時にキャストの皆さんで撮影もしていましたね。

その螺旋階段を登ったところでフェイスシールドを受け取りました。12月5日の東山奈央さんのライブではなかったので、テレビとかで見るやつだ…とちょっと驚きました。人数が半分以下とはいえ、毎公演用意するとなるとかなりの数量になるはずなので、ブシロードの感染対策への力の入れようを感じます。
また、今回はスタァライトシートという前方席・特典付きのチケットだったので、席に着く前にさくっと交換を済ませます。特典の内容はB2ポスターと小冊子とエコバッグでした。エコバッグはまたイベントに参加するときに使おうかなぁと思っています。

また、今回の公演では混雑を避けるために現地での物販はパンフレットのみとなっていました。その他のグッズは全国のゲーマーズとブシロードECショップでの販売という形をとっています。ECショップ販売はよくありますが、ゲーマーズでも販売というのは販路がないとできないことで、すげーぜブシロ…。グッズはパンフレットがあればとりあえず買うことにしているのでこちらも購入。会場に入る前に特典とフェイスシールドとパンフレットを両手に抱えてあわあわしてしまいました。

会場に入るとなだらかに前に向かって傾斜したつくりになっており、さすが演劇専門の会場ということで見やすさに配慮されていると感じました。そして、席は上手側のなんと前から4列目。最前席は感染防止もあり座っていなかったので、実質前から3列目という神座席。スタァライトシート様のおかげです…。もちろん一般席より多少値が張るのですが(一般席が9,500円、スタァライトシートは19,500円)これを体験してしまうとスタァライトシートは考えられなくなってしまうのが本当恐ろしいところ。

パンフレットをぱらぱらと見ながら開演を待っていると、青嵐メンバーによる注意事項アナウンスがありました。「周りの方とのトラブルの原因になることもあるので、一緒に見る方とでも私語はお控えください」という項目が入っていたのがコロナの影響を感じます。会場が暗くなり、いよいよ始まります。

今回舞台ということもあり、ざっくり全体の感想と各キャラの感想を書いています。細かい流れは他の人のレビューを見た方がいいかもしれません。

全体の感想
先ほどの繰り返しになってしまいますが、スタァライトシートなのでとにかく舞台に近い!!!舞台は2段になっており、2段を可動式の階段で繋ぐような舞台美術になっていましたが、間近で見ると特に舞台の立体的な構造感を強く感じました。ダンスも歌も大迫力で、マウスシールドが曇っているのも見えて生の熱量を強く感じました。
青嵐らしいかっこよく揃った歌とダンスもよかったのですが、コミカルなパートでは思わず吹き出してしまう場面もありました。フェイスシールドがあってよかったかもしれない…。小春ちゃんが大道具の扱いが苦手なのも意外でしたし、縄跳びのパートもしっかり決まって思わず拍手してしまいました。
また、聖翔音楽学園のメンバーも一人ずつゲスト出演しているのも本公演の特徴です。最初聞いた時はえげつないことするなぁと思いましたが、演劇ではよくある話なんですかね…?25日は露崎まひる役の岩田陽葵さんがゲスト出演の日でした。まひるは涼ちゃんと絡みがあるので(♯2参照)ここの2人のやり取りを見れたのも嬉しかったです。舞台全体は4月か5月ごろの設定のようですが、制服を貸した理由が「クリスマスの仮装で使うから」になっていたのはクリスマス限定のネタだったのでしょうか。
そして最後のレヴュー名「革命」からの「BLUE ANTHEM」が本当に涙が出るくらいよかった…。バチバチに殺陣をやりながら息が上がっているのを感じさせずに歌っているのを見ると、やっぱり舞台役者はとんでもないなと思います…。
通しで見て、舞台のパートは2時間弱でライブパートは5曲と、青嵐の3人の物語をしっかり丁寧に描いてくれたことがとても嬉しかったです。スタリラにも実装されたのもあり、単なるゲストキャラクターなのではなくこの後もちゃんと生きていくキャラクターになったのかなと思いました。

続いてはキャラクターの印象に残った部分をつらつらと。

柳小春
今回の公演の主人公は青嵐の3人だと思いますが、その中でも♯2で見せたストイックな姿から不器用な一面、妹への接し方などいろいろな面が見れてよかったです。歌声はもちろん、ダンスの指先まで神経の行き届いたパフォーマンスも印象的でした。今後スタリラでいろいろな役を演じていくと思うのでその点も楽しみです。

穂波氷雨
パンフレットを読んでの感想ですが、前回からもしかしたら一番印象の変わったキャラかもしれません。小春と氷雨のキャラクターがぱっと見似てしまう中で、それぞれどのようにキャラクターを描くのか。ひとりのキャラクターとして見せ方ができていてすごくよかったなと思います。また、コミカルなパートでの涼ちゃんのおふざけをたしなめるやりとりもかわいかったです。お嬢様っぽいところもかわいい…。(というか演劇学校に通う時点でみんなお嬢様か…)あと、もう言うまでもないかもしれませんがめちゃくちゃに歌がうまい。

南風涼
圧倒的すずまひでしたね…。それを楽しみにしていたところもありますが短いやりとりでも衝撃がすごかった。一人で抱え込まず、他人とぶつかっていち早く解決の鍵を掴み取っているさまは彼女らしいと思うと同時にちょっと羨ましく感じました。レヴューでは階段の上からジャンプしたり、抜群の身体能力を活かしたダイナミックな見せ方が多くてよかったです。

八雲響子
青嵐の3人だけでなく、先生たちのエピソードを掘り下げてくれたのも嬉しかったです。影絵で二人のエピソードを語るパートも神秘的で美しかったです。生徒思いで強くしたいという気持ちが感じられるような場面も多くあり、先生のキャラクターを描くのによかったなと思います。アクションも鮮やかな足捌きを間近で見れて大興奮でした。ロンダートした後に長い髪をバサッと書き上げる仕草がめちゃめちゃにかっこいい…。

柳さくら
小春ちゃんの妹さんです。101期生ということは九九組のみんなは3年生になっているということで…。卒業が近づいているんだなということを改めて強く感じました。映画にも出てくれるといいなぁ…。アニメでのさくらちゃんも見てみたい。キャラクターとしては小春ちゃんと対比的で、きらきらとまぶしかったです。口上の「スタァライト、してみます!」もですがお姉ちゃんの武器に似た盾や小刀など、いいとこ取り感がすごい。
柳さくら役の髙橋果鈴さんのブログの内容がすごく濃かったのでぜひ。

雪代晶
雪代晶は実在していたんですよ。スタリラやライブでも見たことはありましたが、舞台で一挙一動がまさに「雪代晶」なのを見てしまうともう感動してしまって…少し泣きました。こうなるとシークフェルトの舞台が見たいなと思ってしまいます。頼みます…!レヴューの最後で晶だけ小春の手を取って立つのを支えているところもまさに雪代晶…。

羽成八津樹
ダンスはもちろんビシッと決まっていてかっこいいのですが、レヴューの少しのフレーズでもわかる歌のうまさ。スタァライトシートの特典の冊子にある練習姿を見て若い方なのかなぁと思いましたが、Instagramを見てみたら17歳!?!?!?!?!?!ダンスも歌もうまいのに…!?これからどんどん活躍していってほしい!衣装もめちゃくちゃかわいいというか個人的に刺さるもので、和風の袖とレザーのスカートが和風ゴスロリみたいですごくかわいい…。

松栄美湖
ラップで登場した時は驚きましたが、天真爛漫なパートからレヴューで覚醒したときの空気の変わり方がすごかったです。25日の公演では武器を落としてしまう場面もありましたが、冷静にカバーしていたのもさすがといったところ。あと顔の骨格が好きです…。

千秋楽公演(12月27日16時)
生で見た25日の公演がすごくよかったので配信のアーカイブを購入するかちょっと迷ったのですが、25日の映像が定点映像だったのでそれよりは別の映像の方がいいなと思い、スイッチング映像の27日の千秋楽の配信チケットを購入しました。結果としてはすごくよかったです。話を振り返りながら見れましたし、ステージが近い分2階部分がよく見えなかった部分も見ることができて満足です。映像で改めて見て、舞台装置がガンガン動いていてもあまり気にならなかったことにカメラワークの凄さを感じました。
また、27日のゲストは花柳香子役伊藤彩沙さんということもあり、ゲストパートのやりとりの変化や羽成八津樹との掛け合いも見れて嬉しかったです。こうなると他の日もどんなやりとりがあったか見たくなってしまいますね…。ただ、Streaming+だと何故かチャットにうまく書き込めないんですよね。(書き込めるんですが変換しようとすると送られてしまう)Macだからなんでしょうか?

まとめ
生で見る演劇の持つパワーはやっぱりすごいなと。実は前半の5公演分が中止となっており、千秋楽まで公演できたことは本当に奇跡のようなことだと思います。舞台は特に顔を合わせて練習をしなければできない部分もあり、キャストやスタッフの方も不安の中でこうやって届けてくれたことには本当に感謝の気持ちしかないです。観客としては1日だけですが、キャストやスタッフの方はもっと多くの時間をかけて作品と向き合っているわけで、作品にかける強い思いもあったはずです。そして、全日程配信を行ってくれたこともありがたいポイントでした。遠方や直前でも見る機会があるというのはいいですね。過去にはライブビューイングもありましたが、ライブ配信が普及したのもよかった点の一つなのかなと思います。
さて、しばらくはライブに行けなさそうな気もしますが…。皆様お体にはお気をつけくださいませ。ではー!

BLUE ANTHEM、聴こう!

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