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リバネス奨学金~自分史上最高の手弁当を作れ!~

2023年4月から3ヶ月間、リバネス奨学金のゼミに月に1回参加してきた。ゼミの内容はシンプルで、1ヶ月自分はこんなことをして、こんなことができなくて、次はこんなことをやってみようという報告とその報告へのフィードバックである。

各ゼミ生が何をやってきたかは外部に話せる境界が不明瞭なので、詳細は差し控えるが事業をやっている人もいれば、研究をやっている人もいた。採択されたゼミ生をそれぞれに特色はあるが、何となく分野と特徴が満遍なくなるように散っていた印象である。実際、選考でそういった加味があるかは知らないが、もしあるとすれば私は誰かに巻き込まれてしまいなさい枠だったんだと思う。結果的に、誰かのプロジェクトに巻き込まれることはなかったが(現時点では)、1人でやるタイプの活動ではなく、他人ありきの活動を選ぶことになった。それがインタビューである。インタビューは一人で行うことができない。誰かの声を聞くことから全てが始まる。インタビュー活動については別の記事で詳細を語る。



ゼミで学んだことはたくさんあるが、印象に残ったことが2つある。

1つは、いかに自分を大切にして自分の成長のために時間・お金を使うかということである。当たり前のような感じもするが、下手をすると誤解をしてしまう。時間とお金を自分のために使うというのは、何らかの研修を受けるとか、本を読むとか、人に会うとかそういうことだけを指すのではない。もちろん何をするのかという動詞も重要であるが、この場合は成長のためにお金・時間を使っているという感覚の方が重要なんだと思う。ゼミ長がこのような文意で話していたのかといわれると正確でないかもしれないが、私なりにはある目的のために時間・お金を使っているという感覚が重要だと受け取った。奨学金10万円を使うというのもそういうことなんだと思っている。

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折に触れて、自分が自分のために使ったお金や時間の経験思い出し、次のお金や時間の消費に重みをもたらしてくれる。限りある時間とお金を消費しているという感覚こそが、自分を大切にするということなのかもしれないと今は考えている。

もう1つは、自分のできる範囲の最大限をやるということ。私はこれを自分史上最高の手弁当を作ると言っている。

今あるおかずの中から手弁当を用意するわけであるが、常にそのベストを尽くすこと。ゼミ生の多くは学生で、自らのアセットでできることには当然限りがある。そんな中で何ができるか。人を頼るというのも1つの方法だと学んだ。とにかく、自分の持てる全ての中からベストを尽くす。それを続ければ新たな知恵とご縁が巡ってくると感じた。

現在学部3年の私は研究を続けたいと考えているので、当面の間はインタビューを細々であってもいいから続けることを1つの目標にしている。


Kohsei

東京海洋大学 海洋資源環境学部 海洋環境科学科
普段は株式会社イノカでバイトをしながらサンゴの研究をしてます。サンゴ礁ラボにいることも多いです。
twitter(X): dongri_dorobo

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