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【まず地域より自分が大事】公務員は最初にセルフマーケティングすると上手くいく【にんげんだもの】

公務員ほどマーケティングに関わりが薄い職業はないと思います。
なぜなら、マーケティングを考えなくても、定年まで余程のことがない限りクビにはならないし、組織も潰れないから。
一生懸命仕事している人と、していない人と給料は変わらないんですよね。
ただ、そうは言っていられないのも現実。
適当に定年まで過ごそうと考えている職員は、近い将来しっぺ返しが来るのではないかと思っています…
逆に、「セルフマーケティング」をしておくと、定年後も活躍の場が広がり、「他者から求められる幸せな人生」を過ごせる確率が高まると考えます。

✅ セルフマーケティングとは


「自分自身を商品として捉え、自分が売れるために関係する一連の行動」
と定義しています。
更に具体的に説明すると、以下の3点の一連の活動のことを言います。

✅ 自分自身の価値や得意とする能力を理解し、磨き続ける
✅ 組織が求めているものの中で、自分が価値提供できる市場を分析する
✅ 関係者へのPRを効果的に行う

それでは1つずつ解説していきます。

✅ セルフマーケティングを進める順番

✅ STEP1 自分自身の価値や能力を理解する

下記のように人それぞれ好き嫌いや能力に違いがあります。

  • 人前で発表が苦手

  • 文書作成が苦手

  • 企画立案が苦手

かく言う私も、今でも法律の条文の読み込みが苦手です💦
組織としてマストな仕事であれば、最低限のレベルまで習得する必要がありますが、苦手のままでいいかと思います。
その代わり、得意な分野は伸ばしておきましょう。
大事なのは、
「時間を掛けて勉強することが苦にならない点が何なのかをはっきりさせ、人より頭1つ抜けて得意とするスキルを身につける」
ことです。
私の場合ですが、苦にならない勉強は以下の4点でした。

  • ITスキルを身につける

  • ビジネス書を読む

  • 企画、立案する

  • モノを書く

あなたはどのぐらいあったでしょうか?
なお、自分が得意として考えるのは主観で大丈夫です。
理由は、他者の比較しても上には上がいるのでキリがないですし、まず、自分が勉強が苦にならない分野を見つけ、磨いていけばいいからです。

✅ STEP2 組織が求めているものの中で、自分が価値提供できる市場を分析する

ここのパートが一番大変です。
まず、自身が属している部署の情報を分析する必要があります。
例えば、私が属していた図書館業界であれば、

  • 社会教育法、図書館法、その他必要な法令を確認する

  • 日本図書館協会のHPを見て、内側から業界を俯瞰する

  • 図書館委託業者(例えば株式会社 図書館流通センター)のHPを見て、外側から業界を俯瞰する

  • 図書館関係者の本を読み漁る

  • 図書館員ブロガーのページを読み漁る

  • 休みの日に参考になりそうな図書館に出向いて視察する

  • 上司や先輩に、今、抱えている課題は何かヒアリングする

上記の多種多様な情報を集めた上で、
「自分の得意分野と掛け合わせて、自分が組織に貢献できることは何なのか」
を考え抜きましょう。
これは一日考えれば出来上がるものではありません。
浮かんでは消えての繰り返して磨き上げて生まれてくるものです。
では、いつやるのか?
職場では、忙しすぎて120%生まれません。
断言できます。
私の場合、マックであったりハイキング中など、勤務時間外です。

考える環境は非常に大事です。
また、考えた内容をwordやメモ帳にまとめても良いのですが、マインドマップを使うと、アイディア出しや情報の整理を効率的に行うことができます。

登録は無料でこちらから可能です。

✅ STEP3 関係者へのPRを効果的に行う

自己分析、他者分析をして、これでお終いでは時間の無駄であり、全く意味がありません。
実現するためには、ステークホルダーに、言葉、タイミング、相手、媒体を選び発信していかなければなりません。
コツとしてはいきなり上司に大言壮語な話をしてもびっくりされます💦
普段、仕事している中で、細かなことから改善意欲をみせる姿勢や会話をすることが重要です。

✅ セルフマーケティングをする理由

「自分が幸せになるため」
これだけです。
公務員の使命はシンプルに「地域を良くする」こと。
そのためには、依頼するために人脈が必要であったり、その他に、予算、モノ、情報、時間、様々な要素を複合的に考え抜いて、施策を実施する必要があります。
これは並大抵のことではありません。
公務員だからといって、他者への貢献を24時間考えていたら疲弊してしまいます。
公務員だって人間だもの※あいだみつお風に…
家族だってあるし、自分の趣味を充実させたい。
従って、地域を幸せにするより先に、自分自身の幸せを考えないと、多くの人に喜ばれる施策は生まれません。
人生の「幸せ」はお金をたくさん持つことではありません。
人に必要と思い続けてもらうことです。
このように考えると公務員ほど恵まれた職業は無いと思います。
なぜなら、一生懸命仕事をすれば地域のためになり、人に必要と思ってもらえる確率が高まるからです。
だからまず、「セルフマーケティング」なんです。

✅ セルフマーケティングをする対象者

基本的なビジネススキルを身につけた人です。
なぜなら、自身が組織に対して価値提供するためには一定のスキルが必要です。
例えば、意思力、分析力、マーケティング、ライティング、コミュニケーション力等など。
基本的なビジネススキルが身についてないと、相手が納得してもらえるような価値提供の業務を生み出すことも出来ないですし、話し方が稚拙だと内容が素晴らしくても聞いてもらえないからです。
従って、基本的なビジネススキルを身につけ、成長するためのインプットを継続する必要があります。

まとめ

以上の話はビジネス用語でいう「戦略」「戦術」の話です。
この2点の重要さを学ばせてもらった本が、日本一のマーケターと呼び声高い森岡毅さんが書かれたこの2冊の本です。

何度も読み返してますので年季入ってます💦

内容についてですが、今でこそ人気テーマパークとなりましたが、倒産寸前のUSJをマーケティングの知識を駆使しながら、アイディア出しのために考えに考え抜いた結果、現状のUSJを作り上げた人です。
森岡さん曰くマーケティングとは「売れるための仕組みづくり」であり、その真髄を知ることができます。
セルフマーケティングは「自分が売れるための仕組みづくり」です。
要は、自分が限りある資源(ヒト・モノ・カネ・時間・情報)の中で、最大限の効果を得るための言動のためのスキル、
いわゆる
戦果が最大になる場所を見つけるためのスキル」
を学ぶことができます。
一定の成果を得たいビジネスマンは、一読しておくべき書籍です。
▼こちらの本はUSJをV字復活させていったストーリーの話。泥水をすするような努力をして様子が分かります。

▼USJをどのようにV字復活させていったノウハウの話。マーケティングの基礎的知識をUSJを例にとり、分かりやすく解説しています。

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