釣りは子どもにとって、最高の学びになるかもしれない
先日小学1年の息子と初心者釣り教室に行きました。きっかけは子どもが釣りにハマっているものの、私に知識がなく、このまま機会を与えられずに熱意が冷めてしまうのは勿体無いと思ったからです。
ここでは釣りは子育てに役立つ!という私なりの考えと、実際に参加した釣りの初心者教室の感想も合わせて紹介します。
結論、釣りは親子で楽しめるので非常におすすめです。
そもそも釣りってどんなイメージ?
釣りに対して、皆さんはどんなイメージを持っていますか?
・おじさんがやるもの!
・釣れるまで退屈な時間が長すぎる、そしてつれないと最悪につまらない
・虫に触るのがとにかく嫌
・そもそもやりたいと思ったことがない
みたいな感じでしょうか。
私も当初あまりポジティブなイメージを持っていませんでした。おじさんがやるものというイメージが強すぎたのかもしれません。
でも、昨年子どもとキャンプに行き、マスのつかみ取りや釣り堀で釣りをやった時あたりから、少しずつイメージが変わってきました。
生き物と対峙し、戦略性を持って捕まえた魚の命をもらって食事をするという一連の流れの中に、いろいろな新しい発見や学びがあると気づいたのです。
とあるキャンプ場施設の釣り堀では、釣った魚をさばくところを子どもに解説しながら見せてくれ、取り出したばかりの心臓が動いているところを触らせてもらいました。(ちょっとグロい表現ですみません。。。)
*裏技とのことでしたが、この心臓を餌として釣ると非常によく釣れるとのことで、試すこともできました。結果、ほんとにすぐに釣れてびっくりしました。
釣りは子どもに学んでほしい魅力にあふれている
魚を釣るには、基本的には魚がいる場所で、魚がほしいもの(餌)を、魚がほしいタイミングで提供しないと釣れません。
更には、釣りたい魚によって、習性や嗜好が異なるので、道具選びをはじめターゲットに合わせて攻め方を変える必要があります。
これって、社会で役立つ経験満載なのではと思いました。ちょっと大げさかもしれませんが、だいたい下記のようなイメージです。
・目的/ターゲットを明確にし、それに合わせた道具(手段)を選ぶ
・事前に相手(魚)の習性を調べ、想像し、計画を立てる
・釣り場に行き、試行錯誤を繰り返す
・釣れなくても相手(魚)にあたらず、忍耐力を持って継続する
・針にかかっても油断せず、網に入れるまで慎重に釣り上げる
・周りに注意し、危険がないかを察知する(立ち位置、周りの人への配慮)
・釣った魚を食べ、食物連鎖によって生かされていることを実感する
こんなことを学べる趣味や習い事って、なかなかないんではないでしょうか?
ちなみに、過去の投稿で子どもが釣りの漫画をすごい真剣に見ていると記載しましたが、そこにはこのような記載がありました。
1に場所(魚がいないと釣れない)
2に道具(魚に適した道具を使う)
3,4がなくて、
5にテクニック
大人は何かとテクニックや見た目の良い道具に惹かれがちですが、自分本位ではなく、相手本位に切り替える必要があるとハッとさせられます。
子どもがはまっている本はこちらです。時々子どもに読み聞かせつつ、自分も勉強しています。漫画+解説なので、初心者でもとても分かりやすいです。
当然、大人も楽しめる
先ほどは子育て目線で書きましたが、当然大人も楽しめます。ポイントを簡単にまとめてみます。
・少し遠出が必要なので非日常が味わえる(海、川は最高!)
・戦略性が要求され、奥が深い
・針が引いたときの興奮度MAX、そして釣れた時は感動!
・釣った魚を料理できる、そして苦労した分おいしい!
・キャンプ等のアウトドアと相性が良い
・様々な道具があり、収集にもハマりそう
釣れないと退屈なのは同意ですが、針に魚がかかった瞬間の興奮度は日常ではなかなか味わえません。
慣れるまでは管理釣り場などの魚がいるところで知識と経験を積み、慣れてきたら海や川に行って釣るのがよさそうです。
なお、私個人的には虫を使った餌釣りはあまり好きではないのですが、団子状の餌もありますし、調べてみると結構ハードル下がってきました。
また、疑似餌を使ったルアーやフライフィッシングならそもそも虫に一切触らずにすみますので、それも選択肢として大いにありです。私はルアーが手軽で楽しそうだと思いました。
初心者にはサビキ釣りというのが楽しそうです。参考までにリンク張っておきます。一度に何匹もつれたら、もうハマってしまいますよねw
初心者釣り教室で学んだことと感想
前置きがかなり長くなってしまいましたが、初心者釣り(ルアー)教室は下記のような流れで進みました。もはや主題ではないので、簡潔に書きます。
①座学
まずは釣りに必要な道具の説明。リールの名称や、どういう仕組みで糸が巻き上がるのか、および投げ方・巻き方などを先生が教えてくれました。ルアーも3種類もらえ、どういうときにどれを使用するとよいというアドバイスももらえました。
②道具の組み立て
釣り竿を組み立て、リールを設置し、糸を通してルアーを取り付けるという一連の流れを教えてもらえました。
特に役立ったのが、糸にルアーを取り付けるところ。難しいイメージがあったのですが、2,3回練習すればすぐにできるようになりました。
③実釣
プールに魚を放流しており、そこで実際にルアー釣りをやりました。そこまで広くないプール(10m×10mくらい?)に隣と1.5メートルくらいずつ感覚を開けて生徒がならび、キャスティングを行いました。
最初はまっすぐに飛ばないので他の人の糸と絡んでしまうなどのトラブルがありましたが、それも糸を解く練習。子どもと自分の分、2倍やったおかげでかなりスムーズに解くことができるようになりました。
さて、釣りの結果はというと、1.5時間ほどで私が4匹、子どもも2匹釣ることができました。狭い場所に魚が大量にいる(さらに放流したては食い意地が張っているらしい)ので、割とさくっと釣れました。
せっかく釣りをやっても釣れないと子どもは飽きてしまうので、何匹も釣れたのはほんと良かったと思います。
強いていえば釣り竿が少し長かったので、子ども的にはすこし使い方が難しそうでした。自分はかなりの時間を子どものサポートに使ったのですが、やはり子ども用の短い竿もあるとよかったです。(まあ、とても楽しんでいたので、良しとします。)
結論、釣りは親子で楽しめるので絶対また行く!
結論はもう見出しのままです。とても楽しかったので絶対また行きます。そして、おそらく近いうちに道具を揃えて海や川での釣りも挑戦します。
何よりも子どもが主体的にやりたいという趣味を見つけてくれた感じがしたので、そこが一番うれしいです。
次回はちょっと趣向を変えて自己啓発の話を書こうと思います。年末にストレングスファインダーをやったので、それについて書きます。
それではまた。
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