PRP治療

こんにちは。
ボクシング日本ウェルター級王者小原佳太です。

 この記事では診断名【右ヒラメ筋腱断裂】になり、早期回復の為にPRP治療を受けたことを記事にします。

PRP治療とは

 はじめにPRPを簡単に説明するとPlatelet-Rich Plasmaを略した名称で、日本語では多血小板血漿と言います。
PRPは血小板を濃縮して活性化したものです。
血小板は血管が傷ついたときに傷ついた場所に集まって血を固める働きがあり、血小板から多量の成長因子が放出され傷ついた組織の修復をうながします。
この成長因子を使って治りにくい組織の修復を行い、早く組織を修復する方法がPRP治療です。

 治療の方法は自身の血液を約30ml取ります。
その血液を遠心機で遠心してPRPを作製します。
そして、このPRPを注射器で患部に注射します。
 効果継続期間は6~12ヶ月程で、治療の回数は症状にもよりますが僕の場合は一度で終わります。

 治療の長所、メリットは自身の血液なので拒否反応、アレルギーが起こりにくく、日帰りでの処置が可能。治療後から普段の生活が可能で、治療手段が簡単で治療跡が残りにくい等があり、関節、筋、腱、靭帯、骨など運動器の大半に対して治療を行うことが可能。
 治療の短所、デメリットは疾患を根本から治す治療ではなく、一度に広範囲の治療を行った場合に硬さやしこりが残ることがある。そして、長期にわたる治療効果は確認されていなく社会保険や国民健康保険など医療制度上の保険を受けることができない。

 つまり、自身の血液なので拒否反応が起こりにくく治療が簡単だが保険が適用されないので医療費が高いです。
治療費は77.000円と高額でしたが早期回復の為に迷わず行うことを決めました。


小山整形外科内科クリニック

 僕がPRP治療を受けたのは栃木県小山市にある小山整形外科内科クリニック。
PRP治療を受けられる場所は東京にもあるのですが、MRI映像を確認し診断していただいた笹原先生がこちらにいらっしゃるのでお願いしました。

 スポーツ医科学の実績のある笹原先生の診断を受けてから可能な限り笹原先生にお願いしようと思い、東京から栃木へ伺いました。

 加えて言うと僕が小学生2年生の頃に岩手から初めて1人旅行をした先が親戚のいるこの小山駅でした。

痛み

 PRP治療を受けた日には右足の痛みは歩くのに問題なくなっていましたので移動の不安はありませんでした。
先生にも痛みがなくなれば患部の筋肉が弱くならないよう動かしながらの療養を薦められていたので、早期回復と筋肉が弱くならないよう移動距離が長いのは気になりませんでした。

 PRP治療は注射なので針の痛みはあれど大きな痛みはなく終了。
治療した直後は歩くのに痛みがでましたが翌日には治まりました。

治療後

 今後は定期的に診断を受け、超音波検査やMRI撮影を行い経過観察しながら痛みが出ないよう運動を行っていきます。

 歩くには支障がなくなっているのですが動きに制限がある怪我を今まですることが少なかったので、どの程度の運動をして良いのか不安がありますが怪我が再発、長引かないよう気を付けていきます。


僕の知識がボクシングが好きな人に届きますように。