伸びるエンジニアと伸びないエンジニアの見分け方
エンジニアにはセンスが必要だ、エンジニアにはコミュニケーション能力が必要だ、などいろいろと伸びるエンジニア、伸びないエンジニアについて議論があると思います。ここでは長年、エンジニアとして現場で見てきた経験から伸びるエンジニア、伸びないエンジニアについて1つの視点を提供してみたいと思います。
伸びるエンジニアと伸びないエンジニアの違い
超有名な書籍、「ファスト&スロー」でも書かれてあるように、
人間の思考には「システムⅠ」と「システムⅡ」があります。
システムⅠとは、直感的な本能に近い、速い思考、
システムⅡとは、論理的で熟考が必要な、遅い思考です。
このシステムが伸びる、伸びないに関わっていると最近思いはじめました。
どういうことか?
伸びるエンジニアで多いのは、何かを作る事や、物事を深く追求することが苦にならない本能的にエンジニアに向いている気質を持っている人が多かったと思います。(システムⅠ)
逆に伸びないエンジニアで多いのは、将来のため、お金のため、生活のためしょうがなくなど論理的なメリットでエンジニアをやっている人が多かったと思います。(システムⅡ)
ここの違いを探ることができれば、ある程度エンジニアとしての将来性を見極められるのではないかと思っています。
違いを見極める方法
まずひとつめは、なぜエンジニアになりたいのかを率直に聞いてみること。これはその人を理解する上でも役立つと思います。単純に回答を鵜呑みにせず、「で、どうしてだっけ?」と問うことで本質的な思いが見えてくると思います。
ふたつめは、その人の仕事の仕方を見ることです。未知の物事や問題解決を行う際に違いが顕著に出てきます。ここで注意すべきなのは結果ではなく、対応のプロセスを見てみてください。伸びるエンジニアは、指示が無くても興味でトライ&エラーを行いながら解決に向かっていくことができます。またなんとなくで放置せず、分からない事は後で調べて記録を残したり。分からないことをわからないままにしない特長があります。
如何だったでしょうか?伸びるエンジニアはどこかしらで仕事を趣味化し、楽しみながら技術を身につけたり、新しい事に取り組んだりしている人が多い気がしています。
みなさんもぜひそんな人を見つけてみてください。
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