「ヒマワリ」ギネス記録は9m超の植物
17世紀にやって来た
北米原産のキクの花
公園や公共施設の庭などで開花したヒマワリを目にすると、いよいよ夏本番といった気分になります。ハイカラな黄色の花弁からはカラッとした明朗さが感じられて、みるだけで気持ちが華やぐような気がします。
漢字では「向日葵」と書くヒマワリですが、この花はアオイ科ではなくキク科に分類されます。原産は北米で、現地の人はおもに食用として利用してきました。日本へ渡来したのは、17世紀頃。現在では、各地の耕作放棄地の活用のため、積極的に栽培されているようです。
世界最高記録では
3階建て建造物に匹敵
私がこの日みたヒマワリは、私の背丈よりうんと高く、ちょっとした樹木のようだと改めて思いました。この世界で一番丈の高いヒマワリはどれくらいになるのか、太陽にたとえられることの多いこのヒマワリが、実際どこまで太陽に近い植物なのか。気になったので調べてみました。
品種によってその丈の高さも変わりますが、ドイツでは高さ9m超のヒマワリが確認されています。これはギネス世界記録で、だいたいマンションの3階部くらいの高さとなります。ちなみに日本でも丈のあるヒマワリが栽培されており、高さ6.7mの種が確認されています。
ヒマワリの種には豊富な栄養素が含まれていると聞いたことがあるのと、ハムスターのように種を好んで食べる小動物が存在するので、もしかすると捕食者から種を守るために、こんなに大きく成長するのかな、と個人的に思いました。いつか機会があれば、ヒマワリの種も食べてみたいと思っています。どんな味がするのでしょうか? 食べたことがある人は、ぜひコメントで教えてください。
参考文献
・花福ござる『おもしろ植物図鑑ーマンガと写真でゆるーく楽しむ、草花の魅力ー』誠文堂新光社 2016年
・ヒマワリ 高〜く伸びて6.7メートル「成長、目が離せない」毎日新聞 2021年6月25日
・耕作放棄地、夏色に 新潟上越市でヒマワリ見頃 10アールに千本 新潟日報2023年8月15日
・黄色の大輪に夏感じて 奈良・天理の住民らが育てたヒマワリ開花 朝日新聞 2024年24日
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